2014.07.19
今夜は東京足立区の夏の風物詩「足立の花火」の見物に出かけて来る。
夏祭りは神社の祭礼の縁日に開催されるものが多く、小出祭りは諏訪神社の
秋期例大祭に合わせて行われている。
最近では旧盆に日にちを移して行う地域も増えているが、仏事と神事を同じ日に
やれるのは日本人らしい宗教感覚といえよう。
夏祭りの華ともいえる花火大会だが、会社や団体などの寄付で成り立っている。
三尺玉の大花火が売りだった長岡祭りも、最近は中越大震災からの復興の
象徴となった、フェニックスと呼ばれる連続揚げの花火が人気だ。
元々の発生が長岡大空襲の慰霊祭だから、不死鳥は馴染む。
海から揚がる水中花火の柏崎、そして世界最大四尺玉の片貝祭り。
総じて新潟三大花火と称される。 中でも片貝は個人寄付で成り立っている
から、地元住民の花火にかける情熱は半端じゃない。
一年を片貝祭り中心に考えていて、祭りが終わると来年の祭りの準備を始める。
小千谷や長岡には花火職人がいて、花火造りだけで生計を立てている。
火薬類保安協会という組織があって、かつて建設業でもダイナマイトを
使ったから主要なメンバーだったが、機械化の進展により火薬を使う頻度が
落ち、煙火屋さんとの付き合いも減った。
最近は変わり花火が登場し、土星型やハート型、スマイル花火などもあるが、
シンプルな枝垂れやなぎが一番好きだ。
連続打ちのスターマインの吹き上げを何故か?イタリアのベスビアス火山に
例えたり、紐仕掛けの滝花火をナイアガラと呼ぶのも昔から変わらない。
いよいよ夏休みも近付いていてきて、お祭りの打ち上げ花火もいいが、
家の軒先で手持ち花火で遊ぶ子供たちの姿も夏の風物詩だろう。
小出は流雪溝が各家の前に有るから、火の用心は簡単だ。
線香花火の玉を落とさないように、息を潜めて見る花火も良い。
明日から夏土用に入り、立秋(今年は8月7日)前日までの期間を暑中とも呼ぶ。
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