昭和16年。魚沼市旧湯之谷村の大湯温泉地区で、土木工事を行う三友組が創業しました。 戦後、国家プロジェクトである奥只見発電所の建設に伴い、建築資材を運搬するためにトンネル総延長が18kmにも渡る奥只見シルバーラインの工事が行われ、そこに三友組も携わります。その後も、新潟県と福島県を結ぶ国道の敷設工事に参画し、難易度の高い山地でのインフラ整備のノウハウを獲得。現在に至るまで土木・建築工事の設計、施工を通じて多くのお客様とのご縁をいただきながら、事業を展開、成長してまいりました。

そんな歴史を持つ三友組は、現在も雪崩から道路を守るスノーシェッドの建設や、地滑りを防止するための擁壁工事･法面工事、土砂災害を防ぐ砂防工事を得意としています。近年国内では、誰にも予測できない大規模な自然災害が各地で発生しており、必要な整備が事前になされていないことで多くの犠牲を伴っているニュースを度々目にします。手入れの行き届かないことによる事故や被害・被災のレベルを最小限にとどめるために必要な整備・対策が急務となっている昨今、私たちの得意を活かし、人々が安心して暮らせる街づくりに貢献していきたいと考えます。

山間部の道路は電力等のインフラ維持に欠かせませんし、沿道に暮らす人々のライフラインとして守り続ける必要があります。また、日本有数の豪雪地帯である湯之谷地域の除雪作業も行っています。豪雪時でも物流を確保し、雪がもたらす災害から地域の暮らしを守ることも、私たちの大切な使命です。近年は増加傾向にある空き家の雪下ろしも請け負っており、故郷を離れて暮らす方々の大切な資産もお守りしたいと考えています。

山岳地帯の土木工事で培った歴史を持ち、厳しい自然と向き合ってきた三友組。その豊富なノウハウを活かして、時代のニーズにも柔軟に対応しながら、地域から信頼される存在であり続けるために努力を重ねてまいります。