会長ブログblog

2012.02.11

うるう年

今日は建国記念の日。 土曜は元々休みだから、休日を1日損した気分だ。

休日は1日損したが、今年は閏年だから年では1日儲ける。 地球の回帰周期が
約365、2422日だから、約4年に1日の調整が必要になる。 4年に1日必ず来ると
思っているが、正確には400年に97日入る約束だ。 西暦が4で割り切れる年と、
丁度100年の年は除くが、900で割った余りが200と600になる年は閏年となる。

だから4年に一度のオリンピックは、必ず閏年に行なわれる訳ではない。
アメリカ大統領選挙も閏年と思われているが、オリンピックと同様4年に一度だ。
現在の太陽暦は、約4年に1日の閏日調整で済む合理的な暦だ。
旧暦と呼ばれる、太陰太陽暦は3年に1度閏月を設けなければならなかった。

今年はもう一つ、閏秒の入る年だ。 今回は7月1日が1秒長くなる。
7月1日には8時59分60秒が有る事になる。 こちらは正確な原子時計が
出来て協定世界時が定められ、地球の自転速との差を調整するためだ。
日本とアメリカが、閏秒調整に反対しているという。

理由は、あらゆる電子機器やコンピューターの調整に掛かる手間と、1秒の誤差で
生ずる、株や為替の取り引き時間に関する事故の可能性があるからだという。
勿論、グリニッジ標準時を持つイギリスやヨーロッパは閏秒に賛成だ。
天文学的な原理に基づく調整を、経済や手間倒しだからと反対するのは如何か?

ともあれ、今日はそういった事とはまったく関係の無い雪国のイベントが行なわれる。
越後堀之内の奇祭「雪中花水祝」が、今年は16人の新婿を迎えて行なわれる。
元日に汲み取った神水を頭から掛ける荒行だが、それにより子宝に恵まれるという
のだから、少子化で困っている現在、多勢の新婿からかぶってもらいたいものだ。

松之山温泉でも、小正月には新婿を雪の山から放り投げる「婿投げ」が行なわれる。 
あちらは、大事な娘を娶られた腹いせのように聞いている。 
雪国の新婿は、雪や水の受難が続くが、これも雪国ならではの楽しい冬の過ごし方だ。
明日も響きの森公園、雪のコロシアムで「小出国際雪合戦」が盛大に行なわれる。

白銀の 鉄棒のごと朝々を 氷柱のめぐる うぶすなの家  (柊二)


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