会長ブログblog

2017.01.28

旧正月

今日は旧暦1月1日、中国では春節休暇の里帰りにより交通機関が混雑する日だ。

中国だけでなく、韓国や東アジア各国では今でも旧暦により新年をお祝いする。
春節休暇は1週間は続くから国を挙げての一大行事で、旧正月と旧盆前は故郷への
土産を買い求めるため、デパートは賑わうし物価も上がる。 以前、そうとは
知らずに旅行に行って、休業している飲食店や商店が多く失敗したことがあった。

最近は休暇に合わせ海外旅行に出かける人たちも増え、日本にも大勢来ている。
振り返ってみれば日本で海外旅行が自由化したのは1964年からで、年1回、
持ち出せるお金は500ドルまでという制約が付いていた。 1966年から
回数制限がなくなったというからそんなに古い話ではない。

本格的な海外旅行が始まったのは1970年以降で、ドルが変動相場制になり
円高が進むにつれ近隣諸国なら誰でも行けるようになっていった。
丁度その頃、成田開港前の羽田空港にあった東急ホテルでアルバイトをしていた。
航空会社のクルーと旅行客で賑わい、客室が1日3回転する超繁盛ホテルだった。

それでもホテルはバイト先としては時給が高い上、賄い付きで人気があった。
学生バイトは出入りが激しかったが募集すれば大勢集まった。
現在、我が国は人口減少社会になり、労働力や消費人口の減少が経済的観点から
大きな課題として捉えられている。

日本の人口が1億人を超えたのは1967年でピークが2008年。 以降毎年
100万人以上が減り続けている。 戦後のベビーブームで誕生したいわゆる団塊の
世代が70歳前後になり、その子供たちが現在40歳を超えた世代だが、経済的理由や
ライフスタイルの変化から第3次ベビーブームは起こらなかった。

日本の人口問題は総数よりも人口構成にある。 今は一時的にバランスが悪いが
30年経てばこの問題は解消する。 役所までが婚活や少子化対策に取り組むが
行政には馴染まない上、人口問題は時間のかかる課題だ。 無責任に聞こえるかも
知れないが30年待てば解決するのだから、それまで待つのが正解だ。

今日は結の灯り「魚沼雪洞まつり」の点灯式、これから3月中旬までイベントが続く。


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