会長ブログblog

2011.01.08

明後日は誕生日

正月は 冥土の旅の一里塚 目出度くもあり 目出度くもなし (一休)

何歳くらいからか? 誕生日は必ずしも、うれし楽しいばかりの行事ではなくなる。
この世に生を受けたことに感謝する記念日ではあるが、特に十年ごとの区切りの歳を
迎えると感慨はひとしおだ。 「目出度くも無く」なるのかは、50歳か60歳か、或いは
70歳代か? それぞれで違うし男女でも差があるだろう。

昔は誕生日というより数え歳で数えたから、年が改まると一つ歳をとった。
私の誕生日は早生まれの1月10日だから、数え歳でも満年齢でも10日しか違わない。
子供の頃は歳を聞かれると何故か同級生より一つ下で、その理由がわからなかった。
今では少し得をしている感じだ。

数え歳の考え方は、母の胎内にいる時から既に生命体としての活動が始まるという
ある意味合理的な考えだ。 今ではほとんど数え歳は使わなくなったが、お葬式の時の
行年〇〇歳は数え歳になる。 一年でも長く生きたようで最後のご褒美のようでもある。
もちろん何年生きたかよりも、如何に生きたかの方が意味深い事ではあろうが。

誕生日は親や仲間や妻子から祝ってもらう。 生きている内は幾つになっても誕生日は
お祝いの日だ。 その歳まで生きてこれた事に感謝するという意味ではお祝いだ。
世の中には不幸にも、若くして人生を終える人も少なくないのだから、元気で仕事に
取り組める事は幸運な事と思わなければならない。

今日1月8日は、エルビス・プレスリーとデビッド・ボウイの誕生日に因んでロックの日だ。
日本人でも、荒木一郎や南佳孝が生まれている。 因みに私と同じ1月10日の生まれは、
トルストイやミッシャ・マイスキー、マックス・ローチにロッド・スチュワートなど。 
日本人では福澤諭吉や尾崎紅葉、山村暮鳥らがいる。

6日の「寒の入り」に合わせるように本格的な寒さとなり、真冬の雪になった。
寒中稽古、寒中水泳、寒中登山など一番厳しい時期に鍛錬をすると効果が上がる。
気合いの入り方が違うからだろう。 寒九の水は万物生長の象徴だ。 
この厳しい時期に生まれた割りには、いくつになっても緩い自身を恥じるばかりだ。

♪ あなたの肩先に ひらひらこぼれてる プラタナスの枯葉 寒そな枯葉 どこまで・・・


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