2024.02.24
♪ 春は名のみの 風の寒さや 谷の鶯 歌は思えど 時に ・・・
今週は寒の戻りのような寒い日が続いたが、積雪は確実に減った。
例年なら最深積雪を観測する時期だが、小出で10cm台、入広瀬
や大湯温泉でも70cm台と異常小雪となっている。破間川ダム
では春の風物詩「雪流れ」が早くも出現したが規模は小さい。
山形で冬期国民スポーツ大会が開催されているが、積雪不足により
一部種目でコース短縮などの影響も出ている。新聞報道には屡々
文字を略した表現がみられるが「国スポ」という表記に違和感を
覚える。これは以前、国民体育大会「国体」と呼んでいたものだ。
2020東京オリンピックの準備段階で超党派の国会議員連盟で
「体育」を「スポーツ」に改める事にしたという。体育の日の
祝日もスポーツの日に変わった。そういえば魚沼市体育協会も
スポーツ協会に改称された。日本語より英語が良いのだろうか。
テレビの普及により情報発信の東京一極集中が進んでしまった。
一方で、地域文化の継承が危うくなっている。言葉でいえば
青森・秋田などの東北弁や沖縄、大阪の関西弁など特徴のある
地域の言葉は伝承されているし、当然ながら標準語も理解する。
新潟県は下越地方は東北弁の影響が多くみられるが、私たちの
魚沼地方は独自方言の語彙数は豊富だが、イントネーションや
アクセントには強い特徴がみられない。だから魚沼方言を習わ
ない子供たちは標準語や東京弁に近い会話をするようになった。
「あちこたねぇ」は大丈夫だよと励ます言葉。「よしたよした」
は良くやったという誉め言葉。「やはいやはい」は良くない事が
あっても前を向いてゆこうという言葉。方言にはそうした処世訓
が多くある。スポーツではなく体育という日本語を大切にしたい。
♪ 春よ来い 早く来い 歩き始めたみいちゃんが 赤い ・・・
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