株式会社三友組 新潟県魚沼市の総合建設業

防災の日

登校する子供たちの列が、例年より早めに二学期が始まった事を教えてくれる。

季節の変わり目はいつもそうだが、朝晩の涼しさと虫の音が夏の終わりを告げ、
秋がもうそこまで来ていることを知らせるが、秋雨前線が北上すると、もう一度
残暑がぶり返す。魚沼コシヒカリの穂色が黄金色に変わり、今夏の高温の影響に
より熟成が進み、刈り入れが早まった様子も伺える。

今週も又、九州を中心に各地を集中豪雨が襲った。時間雨量が100mmを超え、
累計では数百mmという降水量は、農地や建物の1階部分を水没させ、土砂災害や
道路の決壊、自動車までも流してゆく強力なパワーを見せつける。この光景が
年中行事になっているわが国の気象現象は脅威と呼ぶに相応しい。

被害の大きかった佐賀県や長崎県の様子を見ると、主要河川の水位が上がり、
支流となる中小河川から本流に流入できず、氾濫した事が原因となった。
河川許容量を超える豪雨が降った事がわかる。古くから都市計画の基本は治水に
あると言われてきたが、抜本的な対策工事が必要と思われる。

明日は二百十日、関東大震災の発生日でもあり「防災の日」として、各地で
避難訓練が行われる。9月は台風シーズンでもあり、この十日間は気象災害に
警戒が必要な期間だ。国土強靭化計画が昨年末から始まり、3ヵ年の予算措置が
計られたというが、現在の気象現象に合わせた更なる対策が必要だろう。

来週3日4日の2日間、尾瀬サミットが開催される。関係する3県の持ち回りで
今年は新潟県の当番。3県知事が奥只見に集合し、関係者と一緒に尾瀬の現状や
課題について意見交換する。最近は日本鹿が尾瀬にまで出没し、樹木や植物を
食い荒らし、水芭蕉や日光キスゲも被害を受けている。対策が急がれる。

尾瀬の大地主は東京電力で、豊富な水資源を発電に利用する目的だったが、今迄は
環境保全に注力してきた。しかし、福島原発事故以降は財源難から木道の維持費も
困窮している。群馬・福島を含む3県知事の顔ぶれが一新したので、これまでの
取り組みにどのような変化が見られるのか注目される。

地球温暖化の真犯人は人間だ。天はその報復として異常気象の試練を与えている。