会長ブログblog

2019.06.15

病む社会

田植えからひと月くらいしか経たないが、旺盛な成長力で緑の風に変わってきた。

梅雨の晴れ間は盛夏を思わせる気候で季節が先を急ぐが、降れば肌寒く、行きつ
戻りつしながら進んでゆく。今週も妙高高原で(公社)新潟県観光協会の総会や
建設産業団体連合会の総会が新潟市で開かれた。来週は金沢で生コンクリート
工業組合の北陸地区と東京で全国の総会が行われ、一連の行事がほゞ終わる。

今日は「魚沼市まちづくり委員会」の総会も開かれる。何れの総会にも懇親会が
催されるので、肝臓の休む暇がない。この生活を続ける以上、ガンマGTPの数値
は高水準を維持することとなる。たまに休肝日を設けると、眠れなかったりして、
寝不足になる。「分かっちゃいるけど止められない」状態が続く。

最近悲惨な事件や事故が随分多くなった。それも小さな子どもや女性が犠牲になる。
世界一安全な国といわれた時代が嘘のようだ。常に危険と隣り合わせの社会になった。
大津での交通事故の記憶がまだ新しい内に、川崎での通学バス停殺傷事件が起き、
小学校2年生の女児と見送りに来ていた外交官が犠牲になった。

被害者家族は、やり場のない悲しみに暮れる。事故原因も無謀運転や暴走行為
ではなく、高齢者の運転操作ミスが目立って増えてきた。無差別殺戮事件や
我が子を傷つける事件も頻発している。川崎事件もそうだが、社会に適応できず
孤独な精神状態から凶行に走るのだろう。社会を変えなければ問題は解決しない。

私が東京に住んだ若い頃、小田急線沿線で暮らしていたので、川崎での事件が
登戸だったことに違和感を感じた。川崎といわれると京浜工業地帯の中心地で、
沿岸地域と認識していたからだ。行政区では登戸も川崎市に入るが、登戸の事件
を川崎市で起きたという報道に違和感を覚えたのは私だけだろうか。

「全国一般風ノ向キハ定マリナシ天気ハ変ワリ易シ但シ雨天ガチ」というのが、
わが国初の天気予報だそうだ。明治17年の6月16日に初めて天気予報が
出され、135年が経つ。明日は天気予報記念日だ。昭和40年代ころ迄は、
当たらないことの代名詞にも使われた不名誉な予報だった。

ジャズ・フュージョンの「ウエザー・リポート」も、名前通り変化の音楽だった。


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