株式会社三友組 新潟県魚沼市の総合建設業

大阪万博再び

今日から師走、39年振りに木枯らし一号の吹かない暖かな初冬が過ぎてゆく。

年末の挨拶と共に来年のカレンダーが届く時期となり「平成最後の」という
修飾語が目立つようになった。来年5月1日に改元されるから、平成も残す
ところ5ヵ月となった。30年余りの期間は昭和の半分ほどだが、大正の倍
になる。どういうわけか15の倍数で元号が代わってゆく。

今日は堀之内の皇大神宮境内と商店街で行われる「お神迎え」の縁日だ。
先月1日、出雲大社に送った神様が、一月振りにお帰りになるのを迎える日だ。
沿道には、地元菓子店の餅や団子、赤飯に寿司などの他、農産物や漬物、
手工芸品、更には衣料品や雑貨などの店も出て賑わう。

庭木の冬囲いや防雪の落とし板などの冬支度も終え、お神迎えが過ぎれば、
今年も年の瀬。本来ならこれから年末商戦で一番活気付く商店街だが、
子どもや若者の姿が少なくなったこの頃は以前より寂しくなった。
クリスマスの華やぎや、心躍る音楽の演出も昭和の遺産となったようだ。

アメリカの大統領が代わって以降、減税や積極的な投資もあり株価は高値を
更新し好景気だという。中国も以前ほど急成長ではないが、依然として経済は
拡大し続けている。我が国の経済も低成長ながら長期好況で、大企業は空前の
収益を上げ、大都市を中心に地価も上昇に転じている。

このほど2025年万博が大阪に決まった。知事や市長の喜びようがニュースで
流されている。1964年東京オリンピックと1970年大阪万博のデジャブの
ような感覚が脳裏に浮かぶ。あの時代の日本は高度成長の真っ只中にあり、
オリンピックと万博という世界的イベントに国民は湧いていた。

あの頃と今の時代が決定的に違うのは、オリンピックも万博も東京と大阪の
物語りであり、国家・国民挙げてのイベントには成り得ていない事だ。
その原因はただ一つ、都市と地方の格差にある。我が国の課題は地方の再生にあり、
地方が活性し、人材育成の環境を整備しなければこの国に明るい未来はない。

子どもを生み育てる環境は大都市にはない。地方でこそその役割が担えるのだ。