会長ブログblog

2018.09.01

学生街の喫茶店

夏休みも終わり今日から9月、来週は又台風が日本列島を見据えて不気味だ。

小出祭の最終日27日は湯之谷の大湯温泉から福島県境にかけて大雨になった。
朝の内が中心だったから小出も降ったが祭の行事に大きな影響はなかった。
大湯温泉から先、県境までの国道と奥只見シルバーラインも通行止めとなった。
湯之谷地区には避難勧告が出されたが誰一人避難した人はいなかった。

翌日のニュースで、市の用意した避難所に誰も避難しなかったことが取り上げ
られていた。西日本豪雨災害でも、早めに避難していれば助かった人もいたとの
報道があったから、今回の避難者ゼロは市民の防災意識の在り方が問われる。
人間というものは真に危険が迫らないと行動しないという事が証明された。

私が中学生の頃からインスタントコーヒーが一般的に普及し、どこの家でも
コーヒーを飲むのが流行した。コーヒー・エイジは、ミドルティーンからだった
から高校生になると喫茶店に出入りするようになった。当時、喫茶店に高校生が
入るのは禁じられていたと思うが、そんなことはお構いなしだった。

あの頃はサイフォンで淹れるコーヒーが人気で、家庭でもサイドボードに
コーヒー・サイフォンが置いてあった。小出くらいの小さな町でも喫茶店が
何軒もあり、駅前のドン・ショップ、街角、横丁には浅野屋、本町に芳林堂と
ポピーそしてMR・リスボン、柳原にはマキ、袖八通りにCOMなどがあった。

今でも喫茶店に近い形で残っているのは、フレーバーカップ、トライアングル、
てくたく、など数軒しかない。高校途中から東京に出た当時、初めてジャズ喫茶
に入った時は、音楽よりも音響の大きさに驚いた。当時流行のソニー・ロリンズ
やジョン・コルトレーンがかかり、寡黙に聴き入るお客の姿が異様だった。

今では東京でもスター・バックスやタリーズなど、所謂シアトル系コーヒー店に
押され、昔ながらの喫茶店は少なくなった。コンビニでも廉価で美味しいコーヒーが
買えるので喫茶店の需要は減る一方だ。待ち合わせや打ち合わせには、ルノアールや
談話室「滝沢」など落ち着いた店もあるが、喫茶店も昭和の遺産になるのだろうか。

♪ 君とよくこの店に来たものさ わけもなくお茶を飲み話したよ 学生で ・・・


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