会長ブログblog

2013.07.13

鮎解禁

例年より早く関東甲信まで梅雨明けしたが、新潟県は足踏み状態が続いている。

今年の梅雨はあまり雨が降らず、気温も高めに推移したから稲の生育が良い。
周りの水田は「中干し」といって、水を切る時期を迎えている。
40cmほどに伸びた稲が緑の絨毯を形造り、初夏の風情を醸している。

♪ 海は広いな大きいな 月がのぼるし陽がしずむ 海にお船を浮かばせて ・・・

来週月曜日は「海の日」で、今日から3連休になる。
童謡「うみ」は、海の無い群馬県沼田出身の林柳波が作詞した。
海が遠いほど、海を見た時の感動は大きい。 この歌の「陽がしずむ」
という歌詞から日本海だと思っていたが、よく考えると少し違う。

歌の文句だから、感覚で表していいのだけれど、この詞は不可解だ。
太陽も月も東から昇り、西へ沈むのは同じだけれど、この詞は太陽は海に沈み、
月は海から昇ると言っている。 これで間違い無いとすれば、日本列島を挟んで
太平洋と日本海の物語という事になる。

歌詞には情景が表されているから、目で見えている世界を唄うのが普通で、
まさか太平洋と日本海の物語ではあるまい。
そもそも、太陽や月が昇ったり沈んだりするのではなく、地球が自転しているのだ。
こうしたコペルニクス以来の真実を、日常の私たちは勘違いする事が間々ある。

7月10日には鮎釣りが解禁となったが、あまり釣り人は見当らない。
破間川の合流点辺りにチラホラという感じだ。
釣り人は情報伝達が早いから、釣果が上がれば直ぐに竿が並ぶ。
今年はまだ小振りの上、川鵜に持って行かれているそうだ。

数年前まではこの辺りで川鵜は見かけなかったが、近年環境の変化か?
沢山見るようになった。 魚野川の鮎は古くから有名で、破間川と合わせて
簗場が6ヶ所あった。 沢山のお客様で賑わったが、今では4か所に減った。 
これからの時季、簗場に行って川と触れ合おう。

夏めきて 湧く雲見ればこころぬち 湧きくるおもひ とめ難てぬかも (柊二)


カテゴリー:会長ブログ

タグ:

お問い合わせconatct