会長ブログblog

2013.05.18

世界遺産

月は約29、5日の周期で一周しながら、太陽からの反射光を地球に届け続けている。

今日は角度が90度となる半月、上弦の月だ。 月自体が光るのでなく、あくまで
太陽の光を映しているだけだ。 地球も同様、太陽光のお蔭で昼の明るさや暖かさに
恵まれているのであって、当たり前と思っているから気にしていない。
太陽系宇宙のこうした仕組みの中で私たちは生かされている。

何時も変わらないと思っている太陽だが、周期的に活動は変化するという。
しかし、地球の気象に直接影響を及ぼすのは、海水温の変化の方だ。
太陽活動の変化で直ぐには影響が表れないのは、水が空気より温まり難く
冷め難いので、極端な変化を緩和してくれるからだ。

地球自体も地震や火山活動といった、自ら内包するエネルギーによって
山や川の形を変え、建物を破壊する。 だからこの星で生きている人間は
災害が起こったら復旧に励んだり建物を修復したりする。
建設業はそのことを仕事として取り組んでいる。

地震や火山活動は大地の形を変えるだけの威力があるが、それでも越後三山や
谷川連峰のような山脈までは動かさない。 富士山も昔から変わらぬ姿で日本の
象徴として世界中に知られている。 このほど、その富士山が世界文化遺産に
登録されることとなったと報じられた。

標高が日本一というだけでなく、独立峰で裾野の拡がりの大きさが抜きん出て
いる。 私たちは休火山と習ったが、20年位前からは活火山になった。
世界遺産の登録はゴミの不法投棄が多くて難しいと聞いたが、実際には
自衛隊富士演習場という軍事施設を持つから難しいとも聞いた。

そのため、自然遺産ではなく文化遺産として申請し直した結果だという。
佐渡でも金銀山の登録へ向けての活動をしているが、世界遺産に登録
されることが目的ではなく、その遺産を後世へと引き継ぐ意思が大切だ。
集客を目的とした登録は、ことごとく失敗に終わっている。

ことさらに、月見草を選んだわけは、富士には月見草がよく似合ふと ・・・


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