会長ブログblog

2013.05.11

遅刻

春の天候が不順で、越後三山がいつまでも新雪の輝きを失わない景色が続く。

それでも今週はようやく暖かくなって、小出では県内最高の27度を超える夏日も
記録した。 山々もブナの柔らかな黄緑色が目立つようになり、ようやく遅かった
春の訪れを感じる時季がやってきた。 これからは山菜のシーズンとなり、
食卓にもこごみ、山独活、木の芽(三つ葉あけびの新芽)が並ぶようになった。

5月は会社や各種団体の総会が毎日のように開かれる。
総会の前には役員会や理事会が行われるから、忙しい日々が続く。
会議が時間通りにきっちり始まると気持ちいいが、一人二人遅れて来て
5分10分待って始まることの方が多い。

大袈裟に言えば、人生は死に向かって過ごす時間だ。
誰でも与えられた時間には限りがあり、私の年ではせいぜいあと30年位だろう。
生まれたばかりの赤ちゃんであっても、80~90年くらいの余命という事だ。
だから、してはいけないことの筆頭が他人の時間を無駄に奪うことだ。

遅刻によって相手の時間を浪費させることは、絶対にしてはいけないことになる。
昭和40年代初期のグループサウンズブームの奔りに、ジャックスというグループ
がいた。 サイケデリック・サウンドなどと呼ばれた、新しいスタイルで評価は
高かったが人気はいまいちだった。。

何度かのメンバーの入れ替えがあったが、「サルビアの花」の早川義夫や
カルメン・マキがカバーした「時計を止めて」を創った水橋春夫がいた。
後には「メリー・ジェーン」の角田ヒロも参加している。
時計は止められるが、時間を止めることは誰にも出来ない。

昨日は、国道252号線六十里越雪割り街道の新潟県側が再開通した。
今年は福島県側に要注意ヶ所があるという事で、全通は15日の予定だ。
道路が冬期間通行不能になることを当たり前にしないために、両地域の
住民が「雪割り街道を愛する会」を組織して活動している。

道路が止まるのは、時間が止まるのと同等の価値の損失となる。


カテゴリー:会長ブログ

タグ:

お問い合わせconatct