会長ブログblog

2013.01.26

黄金時代

♪ 雪は降るあなたは来ない 雪は降る重い心に むなしい夢 白い涙 ・・・

今週半ば迄は穏やかな日も有ったが、昨日からは本格的な降雪になった。
久々の地吹雪により視界が真っ白になり、車の運転に支障をきたすほどだった。
あと1週間で節分を迎えるが、冬はまだまだこれからが本番だ。
アダモの「雪は降る」は、降りしきる雪に別れの絶望感を表現した歌だった。

豪雪地特有の絶え間なく次々に降り積る雪は、いつまで続くのだろう?
たしかに絶望的な感覚を覚える情景ではある。 しかし雪は大切な水資源でもある。
米作りや冬の観光産業も又、この雪のおかげで成り立っているのも事実だ。
どうせ降る雪ならば、困った顔をせずにプラス思考で歓迎しよう。

先日、ラヂオでリクエスト曲を紹介する時に、映画の黄金時代に流行った「慕情」の
テーマソングというアナウンサーの言葉が気になった。
ご存じジェニファー・ジョーンズとウイリアム・ホールデンの「香港」を舞台にした
恋愛映画で、サミー・フェインが作曲した叙情的なテーマソングがヒットした。

気になったのは黄金時代という言い方で、この表現は過去形であり少なくとも
今はその時に比べて落ち込んでいる事を意味する。
映画やテレビでも黄金時代という言葉をよく耳にするが、今は低迷しているという
事の証左にもなる。

映画の場合は興行収入や観客動員数でランキングが出るが、収入も動員も
歴代トップだったのは「千と千尋の神隠し」で2001年の作品だ。
洋画でも上位を占めているのは「アバター」や「ハリーポッターシリーズ」で
2009年とか2011年とかの最近の映画だ。

それにも拘わらず、1960年前後の時代を黄金時代と呼ぶのは1年間での
映画館への観客総動員数が圧倒的に多かったからだという。
だから映画館に行かないで、自宅でレンタルDVDを見る今は確かに低迷期だ。
いつも言うことだが、映画は他の人たちと感動を共有して楽しむものだ。

明日まで文化会館で、昨年度キネマ旬報ベスト1の「かぞくのくに」を上映している。


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