2013.01.05
2013年。 平成に入り、はや四半世紀を迎える年が明けた。
今日は小寒で寒に入り、これから節分までの間1年で最も寒い時季を迎える。
今冬は雪が早かったので既に小出でも1m50cmにも達している。
昨年、一昨年と2年続きの大雪だったのに、今年もまた豪雪が心配される。
最近の気候は一年毎ではなく一定の周期で巡っているようにも感じられる。
昨年末の総選挙で政権が交代し「コンクリートから人へ」という解りやすいフレーズの
政党に変わり、自民党が3年3カ月ぶりに政権政党に返り咲いた。
新政権が発足して間もないのに株価は1万円を回復し、為替は10円もの円安へと振れた。
アベノミクスと呼ばれる経済政策への期待からだろうが、本番はこれからだ。
いずれにせよ久々に景気に対する明るい話題は歓迎したい。
バブル崩壊後、失われた10年とか20年と言われて久しいが漸く底が見えた感じだ。
新しい年明けがこうした明るい話題とともに始まるのは何年振りだろうか。
この期待を裏切ることなく、着実に景気回復を成し遂げていってほしいものだ。
大晦日の定番「紅白歌合戦」は1年の締めくくりに何を伝えようとしているのか?
若手の歌手は国籍不明の歌を歌い、ベテラン勢は何年も同じ歌を歌っている。
その年や時代を象徴する歌謡曲で1年間を振り返るような仕掛けにはなっていない。
そもそも4時間半の時間枠が長すぎるようにも感じる。
かつてはレコード大賞の発表が9時まであって、その後9時から紅白歌合戦は始まった。
2時間半の構成だから出場歌手も今の半分ほどで、その年を代表する歌手が出て、
知らない歌手はいなかった。 歌合戦という名前から競う形になっているが、何をもって
優劣をつけているのか? 勝敗の持つ意味もわからない。
一人異彩を放っていたのは美輪明宏の「ヨイトマケの唄」だった。
美輪が作詞・作曲した自伝的な昭和39年の唄で、歌詞からはあの時代の景色が浮かぶ
が何故今になってこうした曲を選んだのか? 歌謡曲がその時代を映す流行歌であるから
には、懐メロでない限り出る時代や場所は重要だと思う。
新しき としのひかりの 檻に射し 象や駱駝は なにおもふらむ (柊二)
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