2012.07.14
今週は梅雨らしい天候が続いているが、晴れれば一気に真夏の暑さになる。
今回九州を襲った集中豪雨は時間雨量80~100mmにも達し、2~3日で平年の
1か月分にも相当する降水量が河川の氾濫や土石流を誘発し、多くの犠牲を出した。
毎年この時期、年中行事のごとく繰り返される水害のニュースを見ていると、自然災害
への対応を見直す必要性を痛切に感じる。
去年は紀伊半島に甚大な被害を齎した十津川大水害や、新潟・福島豪雨で地元も
大きな被害を受けた。 気象観測は明治以降に始まった短い歴史しかないので、
過去のデータを基にして予測することは危険だといえる。 それだけに「まさか」とか
「過去に例を見ない」というフレーズはNGなのだ。
災害復旧工事も原則原形復旧だから同程度の降雨で再被災してしまう。
制度自体に問題有りだ。 土石流や山崩れの危険性の調査と災害防除対策。
危険な場所に生活の場を置かない事も大切だ。
とりあえず、早く梅雨が明けて安定した夏空が来る日を待ち望みたい。
明後日は海の日で3連休になるが、災害復旧工事の現場はなかなか休めない。
日本は島国で、周りを海に囲まれているから海洋国家という呼び方もする。
外国に旅行することを海外旅行というのは、そうした地理的な特性からだろう。
日本の夏がいくら暑くなったといっても、海の季節は短い。
ウエットスーツを身に着けてサーフボードで波を探す人は少し長い期間やるが、一般的
にはせいぜい、梅雨明けから夏休みの終わる頃までがトップシーズンで30~40日か。
逆にその短さが海の魅力を増幅させているとも思う。 ひと夏の限られた時間だから
海へのあこがれや、夜の海で探す流れ星に貴重な価値を感じるのだろう。
今頃は各地海水浴場の海開きが行われるが、同時期に山開きも行われる。
海の日は有るが、山の日は無い。 群馬、埼玉、長野など海の無い県は有っても
山の無い県は無い。 それなのに、山の日が無いとは片手落ちというものだろう。
登山は通年行われるが、それでも夏山がメーンシーズンでこれからが本番だ。
♪ 山には山の愁いあり 海には海の悲しみや まして心の花園に・・・ (あざみの歌)
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