会長ブログblog

2011.01.29

あと一週間で立春

♪ ともし火近く衣縫う母は 春の遊びの楽しさ語る 居並ぶ子供は指を折りつつ・・・

雪をテーマにした歌はしみじみとした曲調のものが多い。 今冬は寒の入りから本格的に
降り始めた雪がほとんど休むことなく降り続いた。 吹雪で荒れ狂うような降り方ではない
が、静かに深々と降り積もる日が多い。 この雪で魚沼市や小千谷市と長岡・十日町の
一部を対象に27日午前、5年ぶりに豪雪対策本部が設置された。

今冬は寒気団が長い間、日本列島に居座ったから例年よりも気温の低い日が続いた。
この影響で気圧配置が緩まず冬型が続いた。 毎日除雪に追われる雪国の生活は流石
に疲労の色を濃くしている。 それでもあと一週間で節分を迎える。 立春を過ぎても雪は
降るし、積雪量のピークは2月末~3月上旬だけどこれからはそう多くはならない。

もう少しの辛抱で必ず春がやって来る。 そんな思いを歌ったのが童謡「冬の夜」だ。
2月に入り、寒が明けると冬の行事も毎週各地で行われる。 3日の節分が新月(朔)で、
魚沼8万8千の雪明り「プロジェクト結」のスターティングイベントが行われる。
これから毎週末に行われる雪祭りや冬の伝統行事を結の灯りでつないでゆく。

先日の経済講演会。 講師は経済アナリストで獨協大学教授の森永卓郎先生。
これからはイタリアに学べという趣旨の講演だった。 イタリアはかつて世界最貧国の
一つで、アニメ「母を尋ねて三千里」でマルコが母を捜しに行った先はアルゼンチン
だった。 当時のイタリア人はアルゼンチンに出稼ぎに行っていたという。

そのイタリアが今では一人当たりGDPでは日本と肩を並べる国になり、一番見習うべき
所はイタリア工業製品には競合先が無いと言う点だ。 イタリアは日本と同じ中小企業
の国で、大企業はフィアット位しかない。 日本の製品は常に中国や韓国などとの間に
価格競争や知的財産権の問題があるが、イタリアにはそれが無い。

フェラーリやランボルギーニは全く実用的には作られていない。 それでも一台数千万円
から一億円超の価格だ。 生活雑貨のアレッシーは機能と共にデザインを重視する。
技術と芸術の融合でアートを創る。 それにより付加価値の高い製品が生まれる。
日本人が一番見習いたいのは、何時もどんな場面でも暗くならないイタリア気質だ。

アモーレ(愛する)、カンターレ(唄う)、マンジャーレ(食べる) ビバ・イタリア。


カテゴリー:会長ブログ

タグ:

お問い合わせconatct