2009.10.17
10月1日から年末まで、新潟デスティネーション(目的地)キャンペーン(DC)が始まった。
JR東日本が主体でテーマは食、キャッチフレーズは「うまさぎっしり新潟」だ。
新潟DCは7回目で京都(21回)に次ぎ多い、今までのテーマは「うるおいの新潟」だった。
オープニング記念講演会が県観光復興戦略会議の主催で開催された。
講師は、東京藝術大学学長 宮田亮平先生。
出身地佐渡の方言を多用し,ユーモア溢れる語り口だ。
黒崎茶豆、白根早生、やひこ姫、肴豆、ゆあがり娘、など枝豆の種類だけで
何種類もあるのは全国でも稀だという。 それが新潟の食文化だという。
(農産品には頭に地名を掲げるものが多く、地域の誇りが感じられる。)
旅のネタはいくらでも有る、「佐渡の波を見る会」、「冬の瀬波海岸、波の花を見る会」
大切なのは簡単には見せない事、時間やシチュエーションを特定しもったいつけて見せる。
そういう演出が価値を生み出す。
観光協会の桑原事務局長と会場に向かう車中、話題は温泉地の活性化。
キイワードは、食と接客(おもてなし)、お客様の期待にどう応えるか?
食に関して魚沼は、素材は良いが調理方法や味付けを時代にあわせ変化させる。
伝統的な料理法に時代の変化を加えることでサプライズが生まれる。
少しのアレンジで新しい味の演出が出来る、お客様はそういう事を評価する。
そんな話をしながら会場に・・・・。
宮田先生の講演は、オリエンタルランドへと展開される。
東洋一の誘客を誇るエンターティメント東京ディズニーランド(TDL)だ。
東京DLは四季ごとに装いを変え、季節感を演出することでリピーターを増やす。
誕生から変わらないと思っていたミッキーマウスも時代と共に少しずつ変化している。
少しのアレンジが新たな感動を生み、お客様への強烈なメッセージになる。
車中での会話と完全に一致した。 考えが合うと迷いが消える。
変えてはならないもの、変えなくてはいけないもの。
その判断と行動が結果を決める。
変わらないこと、維持することは結果として下がっていくこと。
日々の小さな気づきの積み重ねが結果を生む。
JTBの発行する「る、る、ぶ」、観る、食べる、遊ぶ、からの命名だ。
今では、体験する、交流する、学ぶ、へと変化しているそうだ。
「学ぶ」の語源は「まねる」で、真似ることから始まる。
伝統芸能、工芸、職人、すべては真似ることから始まり進化する。
まねる相手が先生だ。
それぞれのデスティネーションに向かい、先ず真似る(学ぶ)ことから始めよう。
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