会長ブログblog

2021.01.09

緊急事態宣言再び

新型肺炎陽性者が年末年始で急増し、東京4都県に緊急事態宣言が再発令された。

期間は1カ月だが、延長されたり追加で発令される府県も出てくる模様だ。
これに先駆け新潟県も新型肺炎警報を継続し、首都圏を始め感染拡大エリアへの
往来自粛や、新年会などについての注意喚起を呼びかけた。今月予定されていた
新年会は何れもが中止か、人数縮小し飲食無しで行われる事になった。

菅義偉総理は今回の発令に際し、ワクチン接種の時期を2月末からと明言した。
我が国のワクチン開発は欧米に比べ遅れている。開発が遅れた理由は、かつて
三種混合ワクチンで重大な副作用が発症したからだ。以来、厚労省のワクチン
認可基準は厳しく、国民の中にワクチンに対する拒否反応も根強く残っている。

しかし、新型肺炎やインフルエンザには特効薬が無いから、ワクチン接種により
抗体を造る対応しかできない。人命に係わることだけに、軽々には云えないが、
効能を求める限り副作用も受け入れざるを得ないと思う。ワクチンを止めれば、
感染し自然抗体が出来るのを待つしかなく、より多くの命が危険にさらされる。

2月末に医療関係者から始まり、その後65歳以上、基礎疾患保有者、そして
全国民へ、初夏くらいまでには一通り行き亘るだろう。ワクチン接種により抗体
が出来、この感染症との闘いに収束が見えてくる。人類は様ざまな感染症を乗り
越えてきた歴史がある。アフター・コロナは必ず来る。それまで暫しの辛抱だ。

昨年暮れに、自動車免許証書き替えの通知が届いた。明日は67回目の誕生日を
迎える。自分では普段意識しないが、書類の年齢欄に記入する時、老人の世代に
達したと自覚せざるを得なくなった。個人の感覚や体力・知力などに関係なく、
生きてきた時間だけで老人と区分されるのは、聊か面白くないが仕方ない。

来週月曜日は成人の日だ。全国の自治体では、今年は成人式の延期や中止が
報じられる。雪国では気象条件や帰省時期を考え、随分前から5月の大型連休や
旧盆に行ってきた。成人の日にしか成人式を行なえない訳でもないから、状況が
落ち着くのを見て、安心してやればよい。長い人生、急ぐことはない。

ふるさとは 大吹雪すと報ありて 埋れゆくか 茅の草原  (柊二)


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