会長ブログblog

2020.10.03

川の表情

1日の中秋の名月、不安定な天候だったが時折雲間から顔を覗かせてくれた。

先日、今年産米の作況指数が発表され、魚沼は107の「良」という事だった。
今年も梅雨時期は長雨続きで日照不足となったし、出穂期からは猛暑日も続き、
心配された。そして収穫時期には風雨による倒伏が多く発生し、出来を心配して
いたが、思ったよりも良い結果だったという事だ。

魚野川のアユ漁も終盤となり、先月中旬からは引っ掛け漁が解禁となった。
小出辺りではコロガシと呼び、釣糸に針を数本仕込んでアユを引っ掛けて釣る
漁法だ。今年は日照不足が原因か、体長が小さく7月からの友釣りは何処も
悉く不漁だった。その分、コロガシが人気で、多くの太公望が押し寄せた。

コロガシ漁は、大きな玉石が無く、小砂利交じりの河床で淵の浅い河川環境
でしかやれない。魚野川でも、小出周辺特有の釣り方ともいえる。だから、
小出では魚よりも人間の方が多いのでは、という状態になった。これからは
サケ漁の時期となり、福山橋下流には魚沼漁協の一括採捕場が設えられた。

季節と共に川の表情が変わり、生態も変わる。穏やかな時もあれば荒れ狂う
時もある。留まることなく絶えず流れ続ける川は生命力に溢れている。
時には、河川敷の範囲を越えて人間社会に甚大な被害をもたらす。ここ数年
は梅雨末期の集中豪雨や台風などにより、大規模水害が毎年繰り返される。

「至誠一貫の精神で相撲道にまい進してまいります」大相撲九州場所を制し
晴れて大関に昇進した正代の伝達式での口上だ。熊本県出身力士では初の
幕内優勝で、4年前の熊本地震や今年の豪雨水害で相次いで被災した故郷
の人々に対する勇気付けもあり、そういう意味でも価値ある優勝だった。

先月始めに60年代グループサウンズをリードしたザ・ゴールデンカップスの
ボーカル、マモル・マヌーの訃報が届いたが、26日にはルイズルイズ加部も
亡くなった。横浜本牧のライブハウスの名をそのままグループ名にし、あの当時
抜きん出た格好良さで憧れのグループだった。

♪ 長い髪の少女孤独な瞳 後ろ姿悲し恋の終わり どうぞ僕だけに心 ・・・


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