会長ブログblog

2017.09.16

i-Phone X

魚沼に秋を告げる堀之内十五夜祭りが昨日から明日まで開催されている。

今年は9月15日からの開催となり名前に相応しい日取りになった。
以前は15日に拘って行ってきたが、週末でないとお神輿の手が集まらない
という事から、数年前からは敬老の日の前週末に開催されるようになった。
15日とはいっても今年は月齢が二十五夜前後だから月の出は夜更けになる。

今のように電気照明が無かった時代、小正月やお盆、十五夜などの行事は
満月の頃に合わせて行われた。 旧暦と呼ばれる太陰太陽歴では月齢と暦が
合っていたから15日の頃はほゞ満月となり、丸いお月様は目出度い象徴
だし、晴れていれば一番明るい夜だという事が重要だった。

越後堀之内は歴史と伝統を重んずる町で、皇大神宮と八幡宮の二つの神社
を祀っており、十五夜祭りと雪中花水祝いは八幡宮のお祭りだ。
皇大神宮は11月と12月のお神送りとお神迎えの行事の他、商店街が
中心となって5月から10月までは毎月一日に皇大市が開かれている。

今週13日、NHKテレビ朝7時のニュースのトップはi-Phone Xの発表だった。
いわゆるスマートフォンはアップル社が先駆けて開発した。
現在サムソン電子を始め中国や日本の各メーカーが出しているスマートフォン
は全てアップル社のi-Phoneの模造品といっても過言でない。

その所為かNHKニュースのトップで民間会社の新機種が堂々と商品名入りで
報道されるという事はあまり例が無い。 初登場から10年という事でXは
ローマ数字の10を表す。 振り返ればスマートフォンの登場から僅か数年で
従来型の携帯電話をガラ(パゴス)携(帯)と呼ぶほど普及した。

アップル社はPCのMacintoshやi-Pad、i-Pod、Apple Watchなど誕生から
短期間でコンピューター関連の新商品を次々に発表し時代の先頭を走って来た。
そして今や、電車や地下鉄の車内では大人も子供もスマートフォンでメールや
ゲームに熱中している姿を見て異様に感じるのは私だけだろうか。

帯しめて 祭に行きし少年を 老いて思えば なべて須疑多里 (柊二)


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