2024.11.02
♪ 静かな 静かな 里の秋 おせどに 木の実の 落ちる ・・・
奥只見・銀山平はかつて11月3日の文化の日で営業を終了し、
冬囲いをして山を下りたものだったが、近年は次の週末まで営業
を続けるようになった。それだけ気温が高く紅葉時季も伸びた
からだ。気候の変化はこうした所にも如実に表れている。
20年前の11月1日に北魚沼郡6町村が合併し魚沼市となった。
中越震災が10月23日に発生し、混乱の中での市制移行だった。
新潟県も12年間続いた平山知事から泉田知事に変わる前日の震災
で、県組織機構も春に地域振興局制に変わったばかりだった。
昨日は市制施行20周年記念式典が行われ、内田市長の公約でも
あった関越道小出インターチェンジの名称が魚沼インターへと
変わった。魚沼は米や酒での知名度は高いが、場所がわからない
人が多く、駅名やインター名に魚沼という地名がないのも原因だ。
調べてみると、只見線に魚沼田中、飯山線に魚沼中条という駅名は
有る。何れもローカル線の無人駅で幹線鉄道や新幹線、高速道路の
インターに魚沼が付く名前は無かった。だから魚沼という地名は
分かるが場所は知らない人が多いのも無理はない。
10数年前、長野県の豊科インターを安曇野インターに名称変更
したところ、乗降車数が多くなり経済効果も大きかったという前例
もあった。東京と新潟を結ぶ高速道路に魚沼インターが出来る事で
認知度が上がり、観光をはじめ多くの経済効果を期待したい。
ここまでの20年は中心市街地の空洞化や中山間集落の過疎化により
人口減少が加速度的に進んだ。地方でも元気なまちは他にない個性を
持っている。あれもこれものフルセットのまちづくりでなく魚沼なら
ではの生活環境の良さや観光に特化したまちづくりが必要だ。
豊かな自然と越後三山などの景観に恵まれた他に類を見ない地域だ。
カテゴリー:会長ブログ
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