2025.05.24
♪ 鳥がないて川が流れて 野山は今花が咲き乱れ 汽車は行くよ ・・・
今週はコンクリート関係の北陸地区運営会議が金沢で開催された。
北陸新幹線も長野から先はトンネルが多く景色はあまり見えないが、
富山に入ると立山連峰を望む平野部が拡がり、麦秋を迎えた収穫と
その後の田植えの二毛作が農作業の中心になっていた。
かつて「雪怨の記」を著し県会議長も務めた角屋久次氏は雪国ゆえ
のハンディを強くアピールし国会でも意見陳述した。半年も雪の
下になる土地が固定資産税の軽減措置もない事に強く抗議していた。
雪は邪魔もので災難以外の何物でもないという怨みの対象だった。
北陸新幹線の車内は外国人旅行者が多く目的地は金沢だ。外国人
旅行者はジャパンレイルパスでJR乗り放題だ。諸外国では珍しい
時間通りの運行と快適な乗り心地の新幹線は評価が高い。しかし、
旅の楽しみでもある地方独特の文化・風土を感じる事は少ない。
汽車の時代、長距離移動列車には食堂車や寝台車があり列車内を
楽しく快適に過ごすことが出来た。スピードと引き換えにそうした
文化を失ってしまった。車内販売も形式的に列車内を通過するので
物色する暇もなく、売り上げも少ないので年々廃止されてゆく。
旅は目的地に着くまでの過程も重要な要素だ。道程が長く時間の
掛かる旅は達成感や満足度も高くなる。移動手段が便利になり
時間は短縮されたが、楽しみは半減したかも知れない。効率化は
有難いものだが、不便な時間を楽しむ感性は失われてゆく。
大相撲夏場所は大関大の里が全勝で13日目にして優勝を決めた。
これにより場所後の横綱昇進が確実となり、初土俵から13場所
での記録的なスピード出世となった。圧倒的な突き押しで地力の
強さを見せつけたが、四つに組む安定した形作りも今後の課題だ。
新潟県に中学・高校と相撲留学した新横綱の今後に注目しよう。
カテゴリー:会長ブログ
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