会長ブログblog

2022.05.07

18歳成人

大型連休後半は好天に恵まれ、昨日は小出でも真夏日を記録した。

今年は豪雪だったが、4月の気温が高かったせいか春の芽吹きが早く、
周辺の山々は早々に緑が濃くなった。そのせいで大白川集落の猟師の
話では、クマを見つけても葉陰に逃げられ捕獲できないという。
今春のクマ猟は振るわないと嘆いていた。

4日の「みどりの日」には成人式が行われた。魚沼市や多くの豪雪地
では雪が無く、ふるさとに帰省する若者が多いこの期間に行うのが
定着した。20歳の若者が対象だが、このほど成人年齢も18歳に
引き下げられた。今までの20歳から諸外国に倣った形だ。

これに伴い少年法の対象年齢も下げられ、刑法上の罰則も成人並みに
厳しくなった。飲酒や公営ギャンブルなどは、今まで通り20歳から
しか認められない。権利は選挙権くらいで義務の方が多く課せられた
ような改正だ。少年による凶悪犯が多くなったのが原因か。

若者に対する成人度を社会が認めているのかどうか、はなはだ疑問だ。
法律とは逆に、社会の認識は少し前より下がり25歳位まで子どもの
ような評価だから何時までも大人としての自覚が不足しても仕方ない。
18歳に対する人格を社会が認めなければ、大人にはなれない。

18歳は進学するか、就職するか、何れにしても高校生までの家族と
一緒の生活から独立した生活が始まる時だ。社会に対する批判精神が
旺盛となり、良し悪しは兎も角、かつては学生運動が盛り上がった
時代もあった。社会に対する影響力を示した行動だった。

現在、選挙権が認められても棄権する人たちが多いのも若者世代だ。
政治に対する期待感が低く、あきらめムードが強くなっているように
感じられる。政府批判が強すぎる報道姿勢も一因か。未来の社会を
創るのは若者たちだ。彼らを信頼しなければ責任ある世代は育たない。

里山の変化が自然の生命力を感じさせてくれる。人も変わらなければ。


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