2025.02.08
今週は久々に本格的な降雪が続き、雪国らしい白銀の世界になった。
魚沼市内では気象台の観測地点が守門地区の西名と小出にある。
守門の西名が積雪深で県内トップと報道されるので、テレビ局や
レポーターが大勢守門に入り、除雪作業に追われる住民をカメラ
で捉え、全国に豪雪地の生活の大変さを宣伝する。
魚沼市内では入広瀬地区の方が守門よりは多いが、気象台の観測
地点でないから知られずにいる。入広瀬地区の大白川集落では
優に4mを超えた。入広瀬村時代、役場の有る穴沢地区で観測
していたが、穴沢地区が入広瀬では最も雪の少ない地点だ。
全国では青森県の酸ヶ湯温泉が豪雪で知られるが、標高800m
の一軒宿だ。そんな地点なら魚沼でも奥只見なら酸ヶ湯を超える。
大白川は集落を構成する普通の生活圏だ。だから全国一の豪雪地
といえる。豪雪を自慢するつもりは無いが、報道と現実は違う。
今日は越後堀之内の奇祭「雪中花水祝」が行われる。例年11日
の建国記念の日に行なわれてきたが、参加者の都合を考慮し土曜
に変わった。今夜は小出スキーカーニバルも行われるし、明日の
「魚沼国際雪合戦」の前夜祭も行われ大忙しの週末となる。
最近天気予報やニュース番組で雪に対する警戒が強調されている。
新潟県中越地方の山沿いでは24時間で1mというような予報も
頻繁に出る。交通機関や道路情報でも危機を煽る。国鉄時代には
主要駅に多くの保線区員が24時間体制で線路を守った。
JRに変わり、料金収入に見合わない除雪作業はやらなくなった。
株式会社だから仕方ないともいえるが、公共交通としての責任も
薄らいでしまった。道路除雪には国の補助が入るが、JRは補助
対象外だから大変だ。雪国のハンデは何としても解消しなければ。
道路の確保は人命に関わる問題だ、通行止めだけは回避すべきだ。
カテゴリー:会長ブログ
タグ:
ご相談やご質問などございいましたら、電話かメールにてお気軽にお問い合わせください。