会長ブログblog

2024.04.13

水の音

♪ 菜の花畠に入日薄れ 見渡す山の端霞高し 春風そよ ・・・

今週水曜から晴天続きで漸く春らしい気候となった。気温も
上がり開花が進む。今日は小出正圓寺境内で木喰上人作の
聖徳太子像を祀る太子堂顕彰会主催の花の宴が開催される。
花を愛で芸達者な参加者達が持ち芸を披露する楽しい会だ。

今冬は異例の小雪だったので消雪時期は早かったが、春先の
天候が優れず開花時期は例年とそう変わらない。権現堂山の
南斜面も例年なら残雪の中でブナの芽吹きが目立つ頃だが
今春は辛夷やタムシバの白い花も含めまだあまり見えない。

この時季になると、雪解け水が用排水路や流雪溝を勢いを増し
流れるので、そこかしこからせせらぎが聞こえてくる。水路の
方向を変える集水桝や高低差のある水路が交わる所では音で
水の勢いを知らせる。雪国ならではの春を知らせる音だ。

水郷といえば潮来や近江八幡、福岡の柳川などが有名だが、
魚沼市小出の本町界隈は、かつてどこの家の下にも水路が流れ
その水を家事全般に利用していた。今でも岡新田では清水川を
昔ながらに各家庭で利用している。水郷小出といわれる所以だ。

先週は業界団体の研修旅行に行ってきた。最近の旅客機は
ボーイングやエアバスも中型機が主流になった。ボーイング
787の新モデルでは窓のシェードが電子シェードに変わった。
電流により窓の明るさが自動的に調整される仕組みだ。

航空法の規定で夜間離着陸時はシェードは明けておく事が
定められているが、電子シェードなら自動的に明るさ暗さが
調整できる。便利なものだが、私は高度1万メートルの常に
快晴の空の色を見たいのに自動シェードで暗くなる。残念。

今日4月13日は啄木忌。明治45年27歳での夭折だった。


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