会長ブログblog

2023.12.23

大雪警報

昨日12月22日は、一年で昼時間が一番短い日「冬至」だった。

これからはどんどん日が伸びることから「一陽来復」といって
縁起の良い日でもある。冬至には南瓜、人参など「運」の付く
食べ物を食べ、柚子湯に浸かり風邪を予防する。
今日から日は延びるが、寒さはこれからが本番となる。

昨年末、長岡や柏崎では12月としてはまとまった降雪により
北陸道が通行止めとなり、国道に降りた大型車が動けなくなって
大渋滞が発生した。3年前の12月には関越道でも2日間に亘る
立ち往生が発生した。大型車のタイヤチェーン不備などが主因だ。

そうした経験から、今後高速道路が通行止めとなったら国道も
合わせて通行止めにして除雪作業に専念するという。救急車や
消防車など緊急車両はどうなるのか不安だ。週初めと週末に
かけての大雪予報で不要不急の外出を控えるよう警告する。

現在、小出辺りの平場で50cm前後、入広瀬や大湯温泉で
80cm、銀山平や六十里で120cmほどの積雪深だ。
しかし、魚沼でこの程度の積雪は普通だし生活に影響する量
でもない。多い時には平場でも1日で1m近い積雪もある。

道路除雪の歴史は昭和38年のいわゆるサンパチ豪雪で始まる。
当時、衆議院災害対策委員会が魚沼に視察にきて、この雪が
溶けるのに何年くらい掛かるのかと質問したという。時の
建設大臣河野一郎の「邪魔なものはどかせ」で始まった。

以来、克雪・利雪・遊雪といわれ、雪は邪魔なだけでなく
利用できる資源と位置付けられた。水資源でもあり観光資源
でもある。雪国で雪が降らなければ経済社会は成り立たない。
随分昔に逆戻りしたような注意・警報は雪国の魅力を損ねる。

明日はクリスマス・イブ、雪がなければ様にもならない。


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