株式会社三友組 新潟県魚沼市の総合建設業

緊急事態宣言解除

♪ 五月雨のそそぐ山田に 早乙女が裳裾ぬらして 玉苗植うる 夏は来ぬ

5月中旬に入り、農作業の季節を迎え、一斉に田植えが始まった。水の張ら
れた水田は蛙の合唱が賑やかで、この時季限定の景色を映す水鏡が、長閑
に広がっている。今の田圃には、早乙女はおろか、農夫の姿さえ見えず、
大型の田植機が往来するだけで、規則正しく苗が植え付けられてゆく。

政府は今週14日に、東京圏や関西圏、北海道など8都道府県を除き緊急
事態宣言を解除した。先月7日から大型連休を含む1か月余り、国民は
休業や休校、ホームワークなど、不自由な生活を送ってきた。その結果、
一定の成果を得た地域では、少し緩和されたというところだ。

治療薬や予防ワクチンが開発されるまでは、まだまだこのウイルスとの
戦いは終わらない。それまでの間、すべての活動を制限し続けるという
のは、現実的でないし、経済や教育などを始め様ざまな分野に影響が出る。
当分の間、感染防止に努めながら、徐々に通常の生活に戻るしかない。

各県知事が、県境を越えての往来自粛を呼びかけるが、人を介しての
感染に県境は直接関係ない。又、東京圏との往来禁止というが、物流の
拠点はほとんどが東京圏に集中している。食料品を始め、生活必需品は
何れも東京圏にある物流基地から全国に運ばれてくる。

昼夜を厭わず働くトラック運転手は、毎日東京圏と全国各地を結んでいる
のだ。通信販売が伸びているというが、支えているのはトラック輸送だ。
東京という地域が問題なのではなく、そこに集まる人々が、3密状態を
造ることが問題なのだ。何時迄も東京圏と断交している訳にもゆくまい。

短期決戦なら断交でもいい。長期戦なら、どこにでも行ける装備や行動で
臨むしかないだろう。この状態を受け入れて、自分を守り、周りの家族や
仲間を守るための知識と行動をもって、この危機を乗り越える。
冷静かつ賢い行動により、1日も早い終息を目指す日々だ。

五月雨の 晴れ間にいでて眺むれば 青田すずしく風わたるなり (良寛)