2020.05.02
♪ When I was small, and Christmas trees were (First of may)
5月に入り、つい先日まで茶褐色だった里山が一気に新緑に変わった。
何時もそうだが、この時季の自然の生命力には感動すら憶える。
ゴールデン・ウイークは春本番を迎え、穏やかで麗らかな気候だから、
心も弾み楽しみだが、今年ばかりは様子が違っている。
昨年は改元に伴なう10連休で、祝賀ムードもありウキウキしていたが、
あれから1年足らずで、こんな事になるとは誰も想像していなかった。
振り返ってみれば、3カ月ほど前迄は中国の武漢で新型のウイルス性肺炎
が流行している。といった、対岸の火事的な印象しか無かった。
それが、日本や韓国でも感染者が出たという報道に、欧米各国はそろって
日韓の入国制限とか、感染源の東洋人排除という扱いに変わった。
それから僅か2カ月くらいで、欧米が感染者数も死亡者数も圧倒的に多数と
なった。今や、世界中に感染は広まり、地球規模での対応に追われる。
政府は5月6日迄とした、緊急事態宣言を今月一杯まで延長する。
当面、感染を封じ込める事と、医療崩壊を起こさせないための、決断だ。
このウイルスを撲滅することはどうやら不可能らしい。早期に治療薬と
ワクチンを開発し、長く付き合ってゆかなければならないようだ。
しかし、何時迄も経済活動休止や休校を続けるわけにも行かない。
これからは、出来得る予防措置を徹底した上で、ある程度業種や地域に
よって緩和措置が取られるだろう。例えば、岩手県と東京都が同じ
規制下に置かれている不合理は解消されなければならない。
魚沼方言に「あちこたねぇ」という言葉がある。「心配ない」「大丈夫」
というほどの意味だ。「悪しきことは無い」が、なまったものだと思う。
もう一つ「やはいやはい」という言葉もある。「仕方ない」「残念だ」
という意味で、自分の力ではどうにもならない時に使う諦めの言葉だ。
あちこたねぇ時が必ず来る、決してやはいやはいにならないよう注意だ。
カテゴリー:会長ブログ
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