会長ブログblog

2020.04.25

不要不急

♪ 菜の花畑に入り日薄れ 見渡す山の端かすみ深し 春風そよ吹く・・・

例年なら今週末からゴールデン・ウイークが始まるが、今年は様子が違う。
カレンダーの並びも、来週は29日の昭和の日だけで、5月2日の土曜日
からの5連休がメインだ。しかし、緊急事態宣言下では移動が制限されて
いるので、営業休止施設も多く、出歩かないで家に居てということだ。

考えてみれば、休日は旅行やレジャー、スポーツなどに興じて活動する
ので、休日明けは普段より体力的には疲労度の高いことが多い。そうした
点では、初めて本来の休養を取ることになるのが、今年かも知れない。
しかし、学校は既に長期休校中だから、家に居るのも限界かも知れない。

「不要不急の外出や行動を自粛して」という事を政府や都道府県知事など
が呼びかけるが、そもそも私たちの生活は不要不急でないことだらけだと
気付く。どうしても、緊急に必要な事など、そう多く無いのが普通だ。
「不要不急」という言い方だと、多くの事柄がその範囲に入る。

社会を構成する諸々の事で、必要不可欠な事はそう多くは無い。しかし、
只生きるためにだけ人生が有るわけでもない。スポーツや文化・芸術活動、
旅行に夜の街での飲食なども本来必要なものといえる。世の中に現存する
ものは全て必要であるからこそ在るのであって、不必要なものなど無い。

そうでなければ、今休業中の業種は元々必要が無かった事になるが、
そんなことはあり得ない。必要、不必要ではなく、不急の事は数多ある。
今日でなければ、今でなければ、という事はそう多くない。だから、
呼びかけるなら「急ぎでないことは今は控えて下さい」が正しい。

何時迄?という事だが、残念ながらこの戦いは相当の期間に及ぶだろう。
だから、ワクチンや治療薬が出来るまでは、例えばアルコール検知器の
ようなコロナ検知器を開発し、保菌者を識別できれば、対応も可能と
なり、制限をかけなくても良い普通の社会に戻れると思う。無理かな?

勿論、保菌者を差別したり、排除しない社会ルールが必要になる。


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