株式会社三友組 新潟県魚沼市の総合建設業

転禍為福

長い春休みが明け、今週から新学期が始まり通学路に子どもたちの姿が戻った。

振り返ってみれば、2月末に安倍首相から突然の休校要請が出され、全国の
学校の長期休校が始まった。しかしながら、現在の状況は当時に比べ、更に
ウイルス感染者数も増え、緊急事態宣言を発令するまでに悪化した。
こうしたタイミングで学校が再開するというのは理解し難い。

緊急事態宣言の対象地は東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、兵庫、福岡の
7都府県で、期間は1ヶ月間だ。しかし、愛知や京都も感染者数も多いのに、
対象地にならなかったと、国に追加要請をする異例の事態となっている。
感染者発生が遅かった福井の急増は、かなり危険に見えるが。

ニューヨーク、ロサンジェルス、ロンドン、パリといえば世界的人気の
大都市だが、今はロックダウンが行われ、通りから人影が消えた街の映像が
テレビに映し出されている。日本では現状そこまでには至っていないが、
今後の状況如何では、そうした事態もあり得る。

密閉、密集、密接の三密を避けることが提唱されるので、そうした環境に
ある劇場で行われる、コンサートや演劇を始め、時節柄、各種団体や会社の
総会や役員会なども文書審議などの形に変わってきた。
お陰様で、私のスケジュール表もかつてない程空白が目立つようになった。

この結果、特に夜の時間帯に余裕ができたが、その時間をどう過ごすかが
新たな問題だ。つまらないテレビを見ながら晩酌をしていると、なんと
無意味に老い先限られた時間を浪費しているのかと自己嫌悪に陥る。
折角の余暇をもっと有意義に使わなければ、生活の質が下がる。

「禍転じて福と為す」という諺があるが、今まさにそのことが試されて
いるのだろう。こうした経験を得難い機会と捉え、対処法を後世に残す
ことも今の私たちの使命だ。少し傲慢に過ぎた20世紀の人類が、地球と
共生する事を真摯に考え、質素な環境生活に取り組むスタートとしたい。

よの人の こころの色にくらぶれば 花のさかりは 久かりけり (一葉)