株式会社三友組 新潟県魚沼市の総合建設業

COVID-19

3月に入り春の足音が近づく季節だが、いつもと違う空気感が社会全体を覆う。

目に見えない新型ウイルス「COVID-19」により、あらゆるイベントや会議を
始め、大相撲や選抜高校野球の無観客試合など多くの行事に影響を与えている。
公共の図書館や文化施設なども、全て休館。各種展覧会や講演会、研修会など
多方面に亘り中止や延期となり、通常活動が出来ない状態が続く。

こうした実態から、政府も更なる水際対策の厳格化を打ち出し、中国・韓国から
の入国は、ほゞ実質ゼロとなる。連日のマスコミ報道は、政府の危機管理体制や
安倍首相の発言を批判することに終始していて残念だ。バラエティーのノリで
受け狙いの個人攻撃は、今、国民が共有すべき危機管理情報とは言えない。

来日観光客数を支えているのは、香港・マカオを含む中国と台湾、韓国で、
全体の半数を超える。他の国や地域からも、日本を目的地とする観光客が
増えることは当面あり得ない。逆に諸外国では、日本への旅行危険情報を出し、
警戒を促したり、日本人入国を拒否する事態となっている。

ホテルや旅館など観光関連事業者、電車やバス、タクシーなどの交通事業者、
そして関連するあらゆる業種に影響は及ぶ。スポーツ・ジムや飲食店など屋内
型施設もお客様の激減で経営が成り立たない。勿論、こうした状況は我が国
のみならず、世界中で起きているのだから、地球規模の災難といえる。

そんな状況にも関わらず、マスクやトイレット・ペーパーの買い占めによる売り
切れ騒動は、真に持って恥ずべき事であり、日本人のモラルが問われる行動だ。
来週は3・11東日本大震災から9年を迎える。あの時、日本人の助け合い精神
と火事場泥棒が起きないモラルの高さが、世界中で称賛された。

被災地の復興はある程度進んだが、福島第一原発の事故処理は未だ先が長い。
放射能やウイルスは目に見えないから厄介だ。家族を失った人々の悲しみは未だ
癒えない。そうした人々に寄り添うのは、他人に対する思いやりから始まる。
この災難も必ず収束する時を迎えるが、その間、恥ずべき行動は厳に戒めたい。

心にも あらぬ別れの名残りかは 消えてもをしき 春の雪かな (藤原定家)