株式会社三友組 新潟県魚沼市の総合建設業

節分

2月に入り今朝は久々の雪模様だが、明後日は早くも季節を分ける節分となる。

このほど、2030年冬季オリンピック・パラリンピック大会に、札幌が
エントリーする事を日本オリンピック委員会が決定した。2030年大会には、
南魚沼の雪国青年会議所が新潟県への招致活動をしていたが実らなかった。
1972年の冬季札幌オリンピック以来58年振りの誘致活動となる。

前回の札幌大会は、本来1940年に行われる予定だったものが、日中戦争と
その後の第二次世界大戦の影響で中止となったが、漸く32年後に実現した。
当時、競技会場の建設やホテルなどの宿泊施設、地下鉄などが整備され、札幌の
街が新しく生まれ変わった。アジアでは初めての冬季五輪で期待度は高かった。

日本での冬季五輪はその後、1998年にも長野大会が開催されたが、5都市が
立候補した招致活動は激戦となり、各国IOC委員への働きかけは熾烈を極めた。
裏工作や金銭による買収、高価なプレゼントなどが話題となり、オリンピックの
舞台裏が暴かれる後味の悪い決着だった。

今回も長野大会で競った、アメリカのソルトレイクシテイとスペインからは
その時のハカとは違うがバルセロナがエントリーするそうだ。失われた30年を
経験した日本の国際的な地位は、当時とは比較にならないほど低下している。
札幌は新たな投資を必要としない、環境負荷の低さで勝負するしかないだろう。

長野大会でも、競技施設建設や北陸新幹線の長野までの開業など、インフラ整備は
活況を呈したが、その後遺症もあり大会後、長野の建設業界は大いに疲弊した。
だから、それ以降の大会は大規模開発を伴う事を嫌い、既存施設利用による環境
負荷の低い大会運営が主流となった。

2度目の東京オリンピック・パラリンピック開会迄、半年を切った。東京大会は
地震や台風、猛暑などの自然災害リスクの他に、新型コロナウイルスによる肺炎が
蔓延し、新たなリスクが発生している。終息までには相当の期間を要すると思うが、
大会期間迄に何とか解消し、安全・安心な大会運営ができる事を祈るばかりだ。

冬の雨 慄へて降れるそればかり 心そぞ引く うき淋しき日 (晶子)