会長ブログblog

2020.01.11

ゴーン・ウィズ・ザ・ウインド

新年が明け10日が過ぎ、寒に入ったにも拘らず未だ本格的な降雪が無い。

本来なら年末年始の9連休と、今日からの3連休で今冬前半の売り上げを
達成するはずの暦巡りだった。しかし、子どもたちの冬休みも終わったと
いうのに、未だ開業できないスキー場も多い。暖冬小雪は珍しくないし、
お正月に下駄で歩けた年もあったが、これほどの小雪は記憶にない。

お正月の演芸番組で上方の落語家が枕で、大晦日の除夜の鐘が107回で
終わったがどうしてだろう?「ゴーンが一人逃亡したから」とのこと。
良し悪しは別として、今回の逃亡劇は小説や映画のワンシーンを見るようで
あった。考えつくされた計画通りに事は進められ、予定通りの結果だった。

仕掛け人が元グリーンベレーで、関空からプライベートジェットでの出国
というのもフィクションだ。コンサートや野外イベントなどでお馴染みの、
アンプやスピーカーなどを収納する黒いハードカバーのボックスに忍んで
の逃避行というのも、いかにもアクションドラマ仕立てだ。今後に注目。

明後日は「大人になったことを自覚し、自ら生き抜こうとする青年を祝い
励ます日」成人の日だ。かつては1月15日の小正月に行われ、14日夕方
からの鳥追いで、かまくらの中で餅を焼いたりカルタとりをしたりして遊ぶ
行事は成人よりも、子どもたちが主役となる日だった。

成人が20歳に決められているのはわが国の法律だが、選挙権は18歳に
なったし、そもそも酒やたばこが20歳で解禁となる合理性は何だろう?
少年法と刑法が20歳で区切られるのも、どこかで線引きするだけの意味
しか感じない。20年という時間にどれほどの意味が有るのだろうか?

生まれてから20年間の生き方や過ごし方は人それぞれだろう。若い頃から
苦労して親を助けた人もいるだろうし、20歳を優に超えても仕事に就けなく
周囲の世話になっている人もいるだろう。人それぞれに時間の過ごし方や
成長の過程があっていい。みんな同じというやり方は大いに疑問だ。

新しき 年のはじめにおもふこと ひとつ心につとめて行かな  (茂吉)


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