会長ブログblog

2019.11.23

素のチカラ魚沼

今週水曜日には、標高700m付近まで雪が降りて、権現堂山も初冠雪した。

当日は、奥只見丸山スキー場の安全祈願祭が降りしきる雪の中で行われた。
翌日は、守門岳から浅草岳、権現堂山から唐松山にかけて、きれいな雪化粧が
見られた。いよいよ、雪のシーズンが始まる。古くから、権現堂山に3回
降ると、次は里に降りてくると言い伝えられてきた。

今冬の積雪量が気になる時候となり、気象庁は暖冬傾向との予報だとか、
いやいやカメムシが多く発生する年は豪雪になるとか、カマキリの産卵の
位置が高いとか低いとか、様々な予測が飛び交うが何れもあてにならない。
冬型が続くか晴れ間が挟まるかで、豪雪と小雪は簡単に変わる。

本日、勤労感謝の日は恒例となる魚沼市褒賞授与式が行われる。各界で功績の
あった人達や、永年に亘り消防団活動などのボランティアに従事した人たちが
表彰される。地域社会を維持する上で、普段は目立たないこうした人たちの
地道な活動がいかに重要か、改めて気付かされる日だ。

午後からは、守門公民館で「だんだんどーも只見線沿線元気会議」主催の
「只見線活性化シンポジューム」が行われる。講師は新たな魚沼の観光戦略
を提案するアドバイザー、ブランドア(株)代表の藤島淳氏だ。
現在「素のチカラ魚沼」という活動で魚沼の魅力発信に取り組んでいる。

魚沼の観光戦略の取り組みをプロポーザルで公募し、大手広告代理店などを
抑えて採用された。魚沼の目指すべき活動方針を共有するべく、藤島さんの
提案は「北極星」を見つけようというものだった。ゆるキャラやB級グルメ
などに頼るのではなく、本物志向の取り組みが「素のチカラ魚沼」だ。

かつて「ひなびた温泉研究所」ショチョウの岩本薫さんからご講演いただいた時
にも「一杯のご飯」の写真を見せて、魚沼の魅力は極めてシンプルな美味しいご飯
で十分だという内容だった。素材の良さを見直し、奇を衒わずに、他との差別化を
図れるものが魚沼にはある、というお話しだった。

魚沼の気候風土が持つ地のチカラ、テロワールの良さを発信する事が肝要だ。


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