会長ブログblog

2019.09.07

白露

台風13号の影響で、今日の中越地方の最高気温は36℃の猛暑日予報だ。

今週、奥只見の「緑の学園」で行われた尾瀬サミットは、女性からの報告と、
湯之谷小学校5年生による尾瀬学校の体験から得た教訓を、ポスターにして
発表し、充実した内容だった。魚沼市観光協会職員と尾瀬ガイドとして活躍
している女性の視点から尾瀬の楽しみ方が提案された。

過去10年余りに亘り参加してきたが、今年も内容のあるサミットだった。
翌日の環境視察会は、裏燧の御池田代と姫田代までの軽いコースだったが、
サラシナショウマ、ハンゴンソウ、ヤマトリカブト、ウメバチソウ、
カニコウモリ、ミカズキグサなどの草花が迎えてくれた。

尾瀬ルートの鷹ノ巣集落にあるそば畑の白い花が満開で、燧ケ岳の借景も
映え、季節を問わない尾瀬の魅力を再認識してきた。当日も尾瀬保護財団の
環境レンジャーが木道整備や湿原環境の保全に当たるため活動していた。
尾瀬の自然環境を維持するには、こうした地道な努力が欠かせない。

今週は、コシヒカリの刈り入れも始まった。日本列島の周りに幾つか
発生している台風の動きも気になるところだ。天気予報も精度が上がり、
特に台風情報は進路も規模も正確に予測してくれる。予測は正確でも
回避する方法はない。文字通り運を天に任せるしかない。

そうした事情から、信仰が生まれる。農業はまさにそうした天(神)に
対する真摯な祈り無しでは成り立たない。農耕民族は集落を形成し、
その集落には必ず神社が奉られている。そして、収穫時期には神への感謝
を表すために、祭礼が執り行われる。

来週末から魚沼の秋祭りの締めくくりとなる、堀之内十五夜祭りが始まる。
往く季節を惜しみ、収穫に感謝し、神に捧げる神輿や屋台囃子。
自然と人間との共生は、農作業でも同じことだ。持続可能な開発計画が
目指すところは、この環境を維持することであり、未来への約束だ。

♪ 村の鎮守の神様の 今日は目出度いお祭り日 ドンドンヒャララ ・・・


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