会長ブログblog

2019.08.17

台風一過

お盆休みの最中、超大型台風10号が日本列島に襲来し交通機関は混乱した。

速度の遅い台風は、発達しながら四国沖から西日本を縦断し日本海に抜けた。
天気予報だけでなく、ニュースやワイドショーでも連日取り上げられ、
過去の例を引きながら、警告していた。結果としては、大きな人的被害も、
大規模な河川決壊や土石流などもなく、比較的無事に通り過ぎた印象だ。

山陽新幹線や中国地方の在来線は計画運休し、東海道新幹線や九州新幹線
も間引き運転でお盆休暇の交通が麻痺し、多くの帰省客や観光客が予定変更
を余儀なくされた。航空機は営業時間中は休みなく離発着するから、一日
休むと翌日の機材手配が付かなくなり、影響は翌日にも及ぶ。

そして、甲子園での高校野球を始め徳島の阿波踊りや、この時期に合わせた
各種イベントも中止を余儀なくされた。夏のお盆に合わせたイベントは
全国遍く行事の種類も数も多いので、台風は避けてもらいたい。
来年のオリンピックも、猛暑リスクだけでなく台風リスクも心配になる。

新潟県には、昨日の昼頃最接近したが、大きな被害はなかったようだ。
果樹を中心に一部農作物は被害を避けるため早刈りしたりして、対応に
追われていたが、魚沼では15日の夜間、やや強い風が吹いた程度だった。
それよりも、全国的にはフェーン現象による高温で新潟が有名になった。

胎内市中条では40,7℃を記録した他、三条や寺泊でも40℃を超える
猛暑が連日続いた。35℃で猛暑日と呼ぶが、体温どころか風呂の温度に
匹敵する40℃越えは痛い暑さだ。夜間でも気温が下がらず、糸魚川では
最低気温が31,3℃で日本新記録だったというから驚きだ。

今月は珍しく暦と月齢が合致するいわゆる旧暦の形になっている。だから、
15日の台風接近の夜は十五夜の満月が台風特有の怪しげな雲の切れ目から
顔を出し、いつもより明るい夜を演出してくれた。十五夜はその明るさが
大切で、電気の無かった時代、盆踊りを始め様ざまな行事が行われた。

うたひつつ をどりをどりてみな等の列は 環をなすやぐらかこみて (柊二)


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