会長ブログblog

2019.05.04

個性的なまちづくり

♪ 菜の花畠に入り日薄れ 見渡す山の端霞深し 春風そよ吹く空を見れば ・・・

一年の内でも、休暇といえば年末年始や旧盆だが、それでも10連休は中々無い。
盆暮れには様々な行事があるから、連休中でもやらなければならない事があるが、
ゴールデン・ウイークは特別な年中行事も無いので、春を探しにドライブや山に
入ると、ヒバリやウグイスの鳴き声で、目から耳から季節が見つかる。

改元に伴う一連の皇室の行事がテレビで紹介されるのを見て、平成の改元に比べ
華やかで祝意に満ち、新しい時代への希望が感じられとても良かった。
退位に伴う即位だからこそ、国民挙げてお祝いムードの改元となった。
今回は特別法により行われたが、今後は特別でなく法改正されることが望まれる。

改めて、平成を振り返ると、この30年間はバブルの崩壊による経済不況と、
度重なる自然災害により多くの命と財産が失われた厳しい時代だった。
平成の半ばには、市町村自治の先行きが危ぶまれ、合併による新たな枠組みを
求め、全国3300もの自治体が1700にまで減少した。

魚沼も全国同様、それまでの北魚沼郡6町村の合併により魚沼市となったが、
少子高齢化による人口減少問題は加速の一途を辿っている。又、この間に
魚沼唯一の観光地である大湯温泉も、老舗の大規模旅館が相次いで経営難や
後継者不足により、経営権を外部資本に委譲する事となってしまった。

全国でも同様な問題に直面しているが、戦後一貫して我が国は東京一極集中から、
国土の均衡ある発展が課題だった。働く場や高等教育を求めての社会減が顕著と
いうが、昭和の時代の方が余程多くの若者が東京に働きに出たし、大学も東京に
しかなかった。しかし、かつてのように子供を増やせるかといえばそれも無理だ。

人口が減少しても活力を維持するには、数に頼らないまちづくりをするしかない。
他の町とは違う個性的なふるさとを創ることが、魅力ある魚沼への一歩と信ずる。
個性的なまちづくりができれば、全国いや世界中から大勢のお客様が我が町を
見に来てくれるだろう。きれいな水と空気と景色があり、人々が優しい魚沼へ。

♪ 里わの火影も森の色も 田中の小径をたどる人も 蛙の鳴く音も ・・・


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