会長ブログblog

2019.03.30

エメラルドの伝説

♪ アー アアアー 神様お願いだ 僕のあの人に 逢いたいのさ ・・・

先週、東京のサクラが開花したと伝えられたが、今週はもう満開だそうだ。
冬期間、一定の寒い時期を経ないと目を覚まさない、休眠打破が始まらないという。
古くから、暖冬小雪の年は春の天気が愚図つくという言い伝えがあるが、言葉通り
このところ、雪が降ったり、麗らかな春の日になったりで、季節が逡巡している。

大相撲春場所も、終わってみれば何のことはない横綱白鵬の全勝優勝で決着した。
最後まで優勝争いに加わった逸ノ城が一人気を吐いたが、本来ならとっくに大関を
張らなければならない逸材だ。一方、大関昇進がかかった貴景勝が何とか10勝に
乗せ、新大関を射止めたのは相撲界にとって、明るい話題となった。

昇進の伝達に訪れた使者に対する口上が「武士道精神を重んじ感謝の気持ちと
思いやりを忘れず相撲道に精進してまいります」という立派なものだった。
初土俵から28場所での大関昇進は、親方だった貴乃花の記録を抜く出世だ。
大関に留まることなく、さらに上を目指すという事で、大いに期待したい。

今週26日には、ショーケンこと萩原健一の訃報が届いた。68歳だった。
ザ・テンプターズのリード・ボーカルとして、グループ・サウンズ全盛時代に
ザ・タイガースのジュリー、沢田研二と人気を二分した。テンプターズは
デビュー当時、洋楽ヒットのカバーが得意で、多くの佳曲を紹介した。

斎藤耕一監督の映画「約束」で俳優に転じ、神代辰巳監督の「青春の蹉跌」にも
出演し評判をとった。テレビ・ドラマでは「太陽にほえろ」のマカロニ刑事役で
人気を取り、「傷だらけの天使」や「前略おふくろ様」など、数多くのドラマを
ヒットさせ、お茶の間の人気者となっていった。ご冥福を祈ろう。

戦後と呼ばれた昭和30年代から40年代にかけて活躍した人々が、又一人去り
時代の移ろいを感じる。明日で平成30年度が終わり、明後日からは新年度が
始まる。そして5月から始まる新しい元号が発表になる。明治、大正、昭和
そして平成。次がどんな元号名になろうとも、良い時代になることを願うだけだ。

♪ 湖に君は身を投げた 花のしずくが落ちるように 湖は色を変えたのさ ・・・


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