会長ブログblog

2019.03.09

去り行く人々

♪ ジンジロゲーヤ ジンジロゲ ドーレドンガラガッタ ホーレツ ・・・

2月初めから一か月余りに亘り毎週行われてきた、結いの灯り「魚沼雪洞まつり」
が今夜の「須原スキーカーニバル」と「堀之内東方稲荷百八灯」で幕を閉じる。
魚沼の冬を温かく美しく飾る雪像やローソクの灯りによる手作りのイベントだ。
各地で創られた力作の数々はこの後アートコンテストで表彰される。

年度末に入り学校では卒業式、役所や会社でも人事異動の話題でにぎやかだ。
無事定年を迎え長年務めた組織を去る人、転勤によりここから離れてゆく人、
それぞれの想いを胸に新たな歩みが始まる。3月は毎年の事ではあるけれど
別れの寂しさの中、忙しなく時間が過ぎてゆく。

それでも生きていれば又どこかで会える期待も持てるが、訃報に接すれば
永遠のお別れとなってしまう。今週も歌手の森山加代子やプロレス界で人気の
ザ・デストロイヤー、写真家の須田一政、日本文学者のドナルド・キーン博士、
ピアニストで指揮者のアンドレ・プレビンなどが鬼籍に入った。

昭和30年代に歌手デビューした森山加代子は、イタリアのミーナが歌った
「月影のナポリ」や「メロンの気持ち」などのカバーで一世を風靡した。
元歌がアメリカの行進曲で、エノケンこと榎本健一が歌った「東京節」を
「パイノパイノパイ」という曲名でリバイバルヒットさせた。

「ジンジロゲ」も「パイノパイノパイ」も意味不明な歌詞だったが、なぜか
受け入れられヒットした。昭和40年代に入り阿久悠の「白い蝶のサンバ」で
オリジナルヒットを飛ばし歌手として大成した。写真家の須田一政は寺山修二が
主宰した「天井桟敷」の専属カメラマンからで、享年78歳での老衰との事。

力道山やジャイアント馬場時代の元祖覆面レスラー「ザ・デストロイヤー」は
足四の字固めという関節技で恐れられたが、晩年は「うわさのチャンネル」と
いうバラエティー番組に出演するなど、お茶の間の人気者へと変わっていった。
プロレスラーは元々がエンターティナーだから変わり身はお得意だ。

♪ ラメチャンタラギッチョンチョンデ パイノパイノパイ パリコト ・・・


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