会長ブログblog

2019.01.26

ボヘミアン・ラプソディー

今週は冬型の気圧配置が続き雪の日が多く、ここに来てようやく雪国の景色になった。

最近、卓球や将棋の世界で活躍する若者がすごい。卓球はティーン・エイジャーの
活躍が目覚ましく、伊藤美誠、平野美宇が18歳、男子の張本智和は15歳で世界の
トップを競う。将棋も16歳の藤井聰太七段が記録を次々に塗り替えている。
そうした中、今度は9歳の中邑菫女流囲碁プロ棋士の誕生だ。恐るべしである。

このほど、昨年11月に封切られた映画「ボヘミアン・ラプソディー」の興行収入が
100億円を突破したというニュースが流れた。伝説のロックバンド「クイーン」の
ボーカル「フレディー・マーキュリー」の伝記映画だ。こうした音楽映画が3か月にも
及ぶロングランとなるのも珍しいが、リピーターが多いことも特徴だ。

私はクイーン世代ではないので、何曲かのヒット曲は知っているが特別な思い入れは
なかった。映画を観た感想は、ストーリー展開がうまく、一人のシンガーの半生が良く
描かれていた。「ライブ・エイド・コンサート」の実況をラストシーンに持ってきて
臨場感あふれる盛り上がりが、応援上映という新たなスタイルを作った。

人気ロック・バンド「クイーン」の誕生からスターへの道。フレディー・マーキュリー
の生い立ちと家族の物語。メンバーの人間関係や夢と希望、栄光と挫折。
フレディーがバイ・セクシュアルであることを恋人メアリー・オースチンに告白する
ことからのすれ違いと苦悩など。見どころの多い作品に仕上がっている。

音楽映画ではもう1本、レディー・ガガ主演の「アリー/スター誕生」もよかった。
「スター誕生」は、前回’76年のバーブラ・ストレイザンド主演作がアカデミー歌曲賞や
グラミー賞、ゴールデングローブ賞などを受賞しヒットしたから、どうしても比較される。
今回、当初ビヨンセの主演予定が、レディー・ガガに変わったことでも話題となった。

ブラッドリー・クーパーが監督とジャクソン・メイン役で好演したし、歌声もよかった。
レディー・ガガの歌唱力はストレイザンドに遜色なく、特に冒頭のドラッグ・バーでの
「ラ・ビアン・ロゼ」は出色だった。貧しい無名の新人が、スターへと登り詰める
サクセス・ストーリーはアメリカ映画の真骨頂ともいえる。

20世紀の生んだ総合芸術の集大成、映画は今でも私たちに驚きと感動を与え続ける。


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