会長ブログblog

2018.12.08

高輪ゲートウェイ駅

♪ 見覚えのあるレインコート 黄昏の駅で胸が震えた 早い足取り ・・・

今週初めには記録的な暑さで、週末には真冬の寒さが訪れる忙しい一週間だった。
今日からは、本格的な寒波が降りてきて枯葉色の景色が白銀に塗りつくされる。
昨日は大白川の大原スキー場の安全祈願祭が行われた。今シーズンから運営母体
が変わり、難しい経営環境の中で新たな取り組みが始まる。

このほど、JR山の手線の30番目となる新駅名が「高輪ゲートウェイ」と
発表された。山の手線の今までの29駅は全て漢字表記で、二文字が18駅、
四文字も3駅だったから、今回は異例の文字数でカタカナ表記も初めてだ。
公募により決めたのに、応募数の少ない名前が採用されたことも話題だ。

一方、地下鉄日比谷線の新駅は「虎ノ門ヒルズ」に決まったという。
こちらは、音の座りが良く呼びやすいし、場所の特定もしやすい。
かつて、地下鉄では銀座線の「神宮前」が「表参道」に、千代田線の「富ヶ谷」
を「代々木公園」に名称変更した例もあるが、JRの駅名変更は難しい。

米や酒で全国的に知名度のある魚沼だが、実は場所を知らない人が多い。
新潟県位は分かるが、具体的な場所はあまり知られていない。その為、
上越新幹線「浦佐駅」を「魚沼駅」または「魚沼浦佐駅」に変更したいと願って
みたが、駅名変更は多額のコストがかかる上JRでは前例がないと退けられた。

昭和46年に誕生した「西日暮里駅」の時は東京に住んでいたが、全く違和感は
感じなかった。あまり感心しない名前といえば、中央線の国分寺と立川の間に
出来た新駅が「国立」になった例がある。しかし時間の経過と共に違和感も薄れ
今では「国立」は町の名前としても定着している。

駅を中心に新たな街が形成される。東京では当たり前だが、ローカル線の駅前は
随分と寂しくなってしまった。交通手段が車に変わり、人の流れも変わった。
プラットホームは出会いと別れの舞台で幾つもの物語りが生まれては消えた。
かつては数々のドラマの舞台だった駅が、単なる通過地点へと変わってしまった。

新幹線が地方の駅前風景をこれほど迄に変えようとはだれが想像した事だろう。


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