会長ブログblog

2018.11.10

男と女

今週の天候は、女(男)心と秋の空の言葉通り、移ろいやすい天気だった。

越後三山は冠雪し、奥只見・銀山平の紅葉も終わり、里山が見頃を迎えている。
こうした中、明日は7回目を数える「コシヒカリ紅葉マラソン」が行われる。
去年までは、天候を気にして10月に開催してきたが、この時期に変更した
結果、文字通り紅葉の真っ盛りに行われる事となり、出走者も増えた。

来週月曜は、農業を基盤とした持続可能な地域づくり「スマート・テロワール」
の勉強会が信州佐久市で開かれる。主催する「信州まちづくり研究会」は
平成13年に設立され、当時「小出まちづくり研究会」で設立総会に参加して
以来のお付き合いだ。どんな勉強会になるのか興味深い内容で楽しみだ。

翌日は生コン業界の会議で東京だし、木曜日夕方は金沢市で生コン工業組合
設立40周年式典がある。翌、金曜日午後には新潟県庁での式典に参加する
ので、移動の多い週になる。こんなスケジュールがこなせるのも、新幹線や
高速道路が整備されたお陰で、それ以前なら無理だった。

今週は多くのフランス映画の作曲で知られるフランシス・レイの訃報が届いた。
アコーディオン奏者から転じて作曲家となり、クロード・ルルーシュ監督との
コンビで一世を風靡した。ピエール・バルーのスキャット「男と女」の
テーマで名を馳せ、1970年「ある愛の歌」でアカデミー賞を受賞した。

「うたかたの恋」「パリのめぐり逢い」「雨の訪問者」「愛と悲しみのボレロ」
など、哀愁を漂わせた美しいメロディーで映画音楽の黄金期を造った一人だ。
新人ルノー・ヴェルレーがアラン・ドロンの妻、ナタリー・ドロンと共演し、
一躍スターに上った「個人教授」はスキャンダラスなストーリーで印象に残る。

冬期オリンピックのドキュメンタリー映画「白い恋人たち」は、美しい旋律が
忘れられない。アルペンスキーの三冠王ジャン・クロード・キリィの人気も
然る事ながら選手を追う、巧みなカメラワークも話題になった。あの時代、
我が国の映画や音楽をリードしていたのはフランスでありイタリアであった。

時代が流れても、佳い曲は残る。才能あふれた作曲家のご冥福を祈ろう。


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