会長ブログblog

2018.04.07

惜春

♪ 僕らはきっと待っている 君とまた会える日々を さくら並木の道の ・・・

破間川ダム春の風物詩「雪流れ」が始まり、多くのカメラマンが訪れている。
冬期間ダム湖に積もった雪が、春の出水により湖面に浮き上がり、大小様々な
三角形や四角形を造りゆっくりと流れてゆく、まるでオホーツクの流氷のような
景色が醸し出されている。

例年になく早い春の訪れにより、10日ほど早く「雪流れ」が始まった。
気温も高めに推移しているので、この自然現象もそう長く持ちそうもない。
高田公園のさくらもつぼみから開花したと思ったらすぐに満開となり、
そうでなくとも短い花の命が今年は早送りのように過ぎてゆく。

魚沼でもこぶしの花が咲き始め、来週後半にはさくらの開花も始まるだろう。
雪国の住民にとって最も待ち遠しい季節が春だ。長く寒かった冬に別れを告げ、
明るく暖かい季節こそ春だ。すべての生きとし生けるものたちが、長い眠りから
醒め一斉に活動を始める季節が春だ。

先日大相撲の春巡業の土俵上で、舞鶴市長が挨拶中に倒れる事態が発生した。
クモ膜下出血により入院加療が1ヵ月程度必要というニュースが流れた。
テレビの画面には倒れた市長を取り巻く関係者と、急遽土俵に上がって救命
措置の心臓マッサージをする女性看護師の姿が映し出された。

場内放送で「女性は土俵から降りて下さい」という声がはっきりと聴きとれる。
しかし女性は土俵上に留まり心臓マッサージを続けていた。一説では大相撲の
土俵にはイザナミの命が奉られており、女神だから女性が上がると嫉妬して
五穀豊穣の願いが叶わなくなるという。

だから、女性差別ではなく単なる伝統という事になる。こうした仕来りは
様ざまな世界にあるが、今回は人命救助が優先されて当然という事だ。
八角理事長は対応が適切でなかったと謝罪したが、このような報道で又しても
角界批判が強まるのは如何か。もう少し鷹揚に対応できないものかとも思う。

♪ さくらさくら 今咲き誇る刹那に散りゆく運命と知って さらば友よ ・・・


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