2018.01.20
この所天候の振れが大きく、今週は寒中ながら雨模様で気温の高い日が続いた。
昨年暮れには例年より早くまとまった積雪があり、今冬は豪雪になるかと心配
されたが、今のところその気配はなく穏やかな冬が進んでいる。
平昌オリンピック開幕まで20日となったが、相変わらず日本選手のメダル数
だけが話題で、北朝鮮の問題もあり、なんとなく盛り上がりに欠ける。
今冬季大会から2020東京大会、そして2022冬季北京大会まで夏冬通じ、
3大会連続で東アジア地域で開催されるのも異例だ。
又、北京は夏冬両大会開催都市ということになり、これも史上初めての事だが
オリンピックを通じて新たな都市価値を高める時代は終わったのだろうか。
1964東京は東海道新幹線や東名高速道路に代表される新たなインフラ整備や
テレビの一般家庭への普及など、終戦後20年にも満たない時代に焼け野原から
の劇的復興を果たし近代化へ向かう原動力となった。
1988ソウルも「漢江の奇跡」と謳われ韓国経済発展の象徴だった。
東京大会やグルノーブル大会はドキュメンタリー映画も作られヒットしたが、
テレビの普及で映画館離れを作ってしまった。我が国の映画観客動員数は
1958年がピークで延べ11億2700万人を数え、1997年には
1億4100万人まで下がり、最近は1億8000万人前後で推移している。
映画館の数も激減し、シネマコンプレックスが主流となったから館数でなく
スクリーン数で数えるようになった。因みに最近の占有率はシネコンが87%で
一般館は全国で400館余りしかない。そんな折、開館10周年を迎えた
十日町シネマパラダイスがこの3月11日をもって閉館することが決まった。
県内では新潟シネウインドと並ぶ独立系上映館だったので残念でならない。
120席ほどの小劇場だが座り心地の良い椅子と音響で上映環境は良かった。
テレビ新潟が撮ったドキュメンタリー「夢は牛のお医者さん」上映以来観客が
増え、国内大手配給会社の二番上映もやったが存続には至らなかった。
地域に映画文化を残したい一心で私財を投じて頑張った岡本さんに拍手だ。
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