会長ブログblog

2017.09.23

浮浪雲

この所安定しない天候だが、晴れ間を縫って小出周辺の稲刈りも半分ほど進んだ。

昨夜は国道252号六十里越雪割街道を愛する会の交流会が大白川で行われ、
新潟県や魚沼市の関係部署や福島県只見町からも愛する会の目黒会長も駆け
つけていただき盛会だった。 来年は明治開闢150周年を迎える記念すべき
年で戊辰戦争からも150年の節目となるから会津藩に注目が集まる。

50年前には「明治は遠くなりにけり」というキャッチフレーズによる、
明治100年というキャンペーンが行われた。 その時は専ら明治維新により
世界への窓が開かれたという祝賀ムードで、戊辰戦争の事はあまり話題に
ならなかったように記憶している。

その幕末期を舞台にしたジョージ秋山の劇画「浮浪雲」が連載を終える。 
ビッグコミック・オリジナルで44年間、実に1039話も続いてきた。
前身のボーイズ・ライフから続く小学館の人気雑誌で「黄昏流星群」や
「釣りバカ日誌」「深夜食堂」等も連載されている。

IT革命により紙媒体の漫画雑誌が軒並み苦戦したり廃刊に追い込まれる中、
この雑誌は連載作品の質の良さが際立っている。 読者層もどちらかと
いうと中高年が多いように思われる。 その世代の人々が若い時から
ずっと読み続け今に至る、息の長いファンがいる。

ジョージ秋山は「ロボタン」や「丸出だめ夫」で知られる森田拳次の
アシスタントで漫画界に入り、「銭ゲバ」や「アシュラ」などの問題作を
次々に発表したが、やはり代表作は「浮浪雲」という事になる。
主人公雲の人柄と生き様による読後感の良さが身上だった。

暑さ寒さも彼岸まで。 今日は秋彼岸の中日を迎える。 今年も豪雨や
台風による災害が多発した。 東日本の想定降水量は時間雨量最大で
50ミリ、九州と西日本は60ミリで概ね計画されているから、それを
上回る豪雨に河川も水路も対応できないから災害になる。

気象条件の変化に見合う防災対策をやらない限り災害は無くならない。


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