会長ブログblog

2012.05.12

雨に濡れても

桜が散り山々が萌黄色に芽吹く頃、雪国ならではの楽しみ、山菜の季節を迎える。

魚沼の山菜の王様は「木の芽」だろう。 木の芽といえば世間一般では山椒の若芽を
指すが、魚沼では三つ葉アケビの新芽をいう。 豪雪地魚沼だけで食べる習慣がある。
雪の降らないところのアケビの芽はエグ味が強過ぎる上、固くて美味しくない。
それに他の地域のアケビは五つ葉が普通で種類が違う。

全国の様々な山菜を食べ歩いているお客様でも、魚沼の木の芽はほとんどの人が
初めて経験する。 そして皆同じように感動して、ファンになる。
ほのかな苦みと1~2mm程度の細い茎が独特の歯触りで他の山菜や野菜、どれにも
似ていないところが魅力だ。 この時季限定で、ここでしか食べられない貴重な山菜だ。

ご当地限定といえば、一本ゼンマイもある。 入広瀬や湯之谷の一部そして銀山平では
鉛筆ほどの太さの立派なゼンマイが採れる。 ゼンマイは茹で上げてから食感を柔らか
くするため手間暇かけて、手もみしながらムシロで干し上げる高級山菜だ。
これからの季節、時季にあわせて様々な山菜が旬の味わいを届ける。

山菜もそうだが、5月は畑や田植えも始まり太陽と大地の恵みの月だ。
麗らかな春の陽光を浴びて新緑の季節を迎えると、今冬の豪雪との戦いも忘れて
しまう。 冬期間通行止めの国道も例年ならこの時期には再開通する。 
冬が厳しければ厳しいほど、春の歓びも増幅する。 すべての始まりの月が5月だ。

今日5月12日は、数多くのグラミー賞で知られる作曲家、バート・バカラックの84回目の
誕生日だという。 カーペンターズを「遥かなる影」や「愛のプレデュード」でスターにし、
ディオンヌ・ワーウィックの「小さな願い」や「サン・ホセへの道」などのヒットで知られる。
トム・ジョーンズやジャック・ジョーンズにも多くの曲を書いた。

ジョージ・ロイ・ヒル監督のアメリカン・ニューシネマ「明日に向かって撃て」の音楽を担当し、
オスカーも受賞した。  ポール・ニューマン、ロバート・レッドフォード、キャサリン・ロスが
破天荒なギャング役を演じ、B・J・トーマスが唄った「雨に濡れても」がヒットした。
1969年の作品で、あの時代はアメリカも日本も生きる事より生き方が重要だった。

♪ Raindrops keep folling on my head and just like the guy whose feet are ・・・


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