2011.10.22
明日は10月23日、震度7を記録した中越大震災から7年の歳月が経つ。
人口構造や財政上の問題、或いは交通事情の変化に伴なう生活の広域化により、
11月1日には北魚沼6町村が合併し魚沼市となる目前の災害だった。
初代の市長選挙と、96人のマンモス議会への批判が、合併前の住民の関心だった。
新潟県も平山知事が勇退し、25日からは泉田知事の初登庁を控えた時だった。
そうした歴史的な変化に立会い、新しい行政サービスの在りかたをキチンと検証する事も
出来ないまま、震災対応が最優先課題となって魚沼市制は動き出した。
あれから7年の歳月が過ぎ、被害の大きかった堀之内、広神、守門地区も復旧を遂げた。
当時の状況を振り返ると、あんなに短期間で復旧できるとは想像出来なかった。
今年も豪雪に地震に豪雨、そして台風と日本列島は災害列島となっている。
東日本大震災からもう7ヶ月以上経過しているが、未だテレビに映る風景からは復旧の
姿は見えてこない。 時間がかかるのは、今までとは違う安全なまちを造るためで、
近い将来必ず町は再生するはずだ。 新潟・福島豪雨の復旧も、これから本番を迎える。
どんなに大きな災害に遭っても、必ず再生してきているのは歴史が証明している。
安心して復旧・復興を待てばよい。 振り返って、あの時は大変だったと過去形で話す
時が必ず来る。 そのための時間が必要で、全ての問題を解決する方法は無いが
あえて言えば、時の経過こそが深い悲しみから立ち上がるための妙薬だろう。
人に与えられた一生の時間も人それぞれで、いくら平均寿命が延び長寿社会になった
といっても、保証されるものではない。 日本では一年間に約120万人の方が亡くなる。
与えられた時間に長短はあっても、神様が与えてくれた寿命と考えるしかない。
だからこそ、生きている時間を大切にしなければならない。
今日は30歳の若さで生涯を終えた夭折の詩人、中原中也の命日にあたる。
「山羊の歌」「在りし日の歌」といった詩集のほか、ランボー詩集を翻訳し紹介した。
山高帽とゴールデン・バットがトレード・マークで、素行は悪いがかっこう良かった。
同じ山口県出身で同時代を生きた、金子みすずも26歳の若さで命を絶っている。
汚れちまった悲しみに 今日も小雪の降りかかる 汚れちまった悲しみに 今日も・・・
カテゴリー:会長ブログ
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