会長ブログblog

2017.03.04

どうにかなるさ

♪ 今夜の夜汽車で 旅立つ俺だよ あてなど無いけど どうにかなるさ ・・・

小雪で明けた今冬も早いものでもう3月、明日は二十四節気の啓蟄を迎える。
人びとが普通に生活を送る地域としては、世界一の豪雪地である魚沼でも、
3月の声を聞けばそろそろ冬も終わりが近づいた感が強くなる。 今週は中学校や
高校の卒業式も行われ、雪融けと共に別れと旅立ちの季節が巡ってきたことを知らせる。

1日、ザ・スパイダースで活躍したムッシュかまやつこと、釜萢弘の訃報が届いた。
ドラムスの田辺昭知がリーダーで、堺正章、井上順、大野克夫、井上堯之といった
才能あふれるメンバーで数々のヒット曲を飛ばした。 ブルーコメッツ、タイガース、
テンプターズ等と共にグループサウンズの黄金時代を築き、一世を風靡した。

当時のグループサウンズの曲は作詞・作曲家の手によるものが多かったが、
スパイダースは「フリフリ」「ノーノーボーイ」「なんとなく なんとなく」
「バンバンバン」「あの時君は若かった」等、かまやつひろし自らが書いた
オリジナル曲がほとんどだった。

リーダーの田辺昭知はタモリ、研ナオコ、由紀さおりを始めとする多くのタレントを
抱える田辺エージェンシーの社長として活躍している。 かまやつひろしと堺正章は
いわゆる二世タレントで父の影響を強く受け、かまやつひろしはミュージシャン兼
バンドマンとして、堺正章はコメディアンとしての一面も持っていた。

井上順もキャラクターからコメディアンの肩書きも持ち、テレビドラマなどで活躍
している。 大野克夫は作曲家として沢田研二の数々のヒット曲を始め、西城秀樹や
五木ひろし・木の実ナナ、柏原よしえなどに多くの佳曲を提供してきた。
井上堯之は平成21年に引退するまで、日本を代表するギタリストとして活躍した。 

テレビが茶の間の主役になった昭和40年代、あらゆるヒット曲や数々の流行、
そして政治や社会現象全般に亘り影響を及ぼした時代だった。 
テレビプロデューサーのテリー伊藤は、20世紀最大の発明はテレビだと言って
憚らないが、確かに今日でも画面から放出される狂気にも似たパワーは健在だ。

♪ 君と逢ったその日からなんとなく幸せ 君と逢ったその日から夢のような幸せ・・・


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