会長ブログblog

2017.02.04

立春

♪ 泣き出してしまいそう 痛いほど好きだから・・・海よりもまだ深く・・・

1月が慌ただしく過ぎ今日は立春、暦の上では春になるが雪の季節はまだまだ続く。
冬から春へ節分の昨夜、邪気を払う目的で多くの家庭で豆まきを行うが、子供の頃
佐藤姓は豆まきをしないと聞いたことがあった。 理由は分からないがみんな
やることを特定の家がやらないのは、何か良くない事のような気がしていた。

今更だが気になって調べてみたら、源頼光の四天王、渡辺綱、坂田金時、卜部季武、
碓井貞光は鞍馬の鬼退治で有名で、鬼の方から逃げてゆくということが分かった。
だから佐藤姓は魚沼だけで、全国的には渡辺さん、坂田さん、卜部さん、碓井さん
の家では豆まきによる鬼退治は必要ないというから名前の効果は絶大だ。

それにつけても表札を見ただけで鬼が怖がって入れないというからすごい。
一般民家の表札は苗字であったりフルネームであったり、家族全員の名前を表示して
いる家もある。 又「猛犬に注意」などと鬼ならず、良からぬ人間にとって怖い情報
を出し災厄を入れない工夫をしている家もある。

反対に千客万来を期しお客様を招き入れるために出されているのが看板だ。
商店街ならどこのお店でも屋号や商品名を入れた看板を出しているが、景観を損なう
ような看板は困る。 パリでは景観規定により、日本航空の鶴丸が街並みに溶け込む
配慮で赤から金色に塗り替えられたり、ハンバーガーチェーンの看板色も変えている。

だから、個人住宅であっても内装は自由だが、外観は公共に対する配慮が必要だ。
雪景色が美しいのは白い色調で統一されているからで、それほどまでに色合いは
重要だ。 ヨーロッパの家並みが美しいのも壁の色と屋根の色が統一されている
からで市民の合意形成は必要条件だ。

先週土曜日には、結の灯り「魚沼雪洞まつり」がスタートした。 これから3月中旬
までの間、市内各地で行われる冬のイベントをローソクの灯りでつないでゆく。
伝統的なお祭りや子供たちが協力して造るものまで様々な芸術作品に灯りが点される。
雪国ならではの取り組みで美しい冬の景観が醸成されてゆく。

今日と明日、小出郷文化会館では是枝裕和監督の「海よりもまだ深く」を上映している。


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